セルフリフォーム⑩ 外壁に使う杉板の塗装とその貼り付け
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さて、前回の続きです。
自宅の狭い駐車場スペースへ加工を終えた板を搬入しました。
長尺のため当然自家用車には積載できず、棟梁のトラックに積んでもらい運び込んだ次第です。
そして早速「キシラデコール」の出番であります。
このキシラデコール、自宅を購入、リフォームなんてことがなければ、おそらく一生その名前を知らずに生きていったことでしょう(笑)
キシラデコールとは、家庭のウッドデッキや私のように外壁だけではなく、耐久性が要求される公共施設や有名施設などでも幅広く使われています。
例えば、京都御苑や熊本城、酒田市の山居倉庫や角館の青柳家など、文化財や史跡などにも使われているほどです。
また、販売実績も40年と長く、古くから使用されている塗料でもあります。
少々値は張りますが、長い目で見ればキシラデコールは当然の選択肢になるのです。
このキシラデコール、なんと棟梁から「余ってるものがあるから使わないか?」と、一斗缶をプレゼントされます。

かなり以前に使用したものの残りで、色もミックスされているということでしたが、実際に塗ってみると何も問題なし。
これを板の裏に塗布することにしました。


ローラーを使ってコロコロ〜っと。
娘にも手伝わせます。

もらった色は本来の目的の色とは違うため、板の裏に塗布することで将来的にいつか裏表をひっくり返してリバーシブルにしようと考えました。
で、表側に塗る本命の色はこちら。

エボニー&アイボリー♪ はスティービー・ワンダーとポール・マッカートニーの歌です。
エボニです。いわゆる「黒檀(こくたん)」で、かなり黒っぽい仕上がりになります。
しかし、一度塗りだと板の地色に負けて黒くなりません。
高い塗料なので塗り惜しみしたいところですが、ここはケチらず二度塗りです。

塗布面積計算を間違って小さな缶しか買わなかったため、あっという間に空っぽになり、追加でホームセンターへ買い出しに行ったりして、結局不経済なことばかりするあたり、相変わらずのマヌケなのであります(苦笑)
さてこれを1日掛けて乾燥させ、いよいよ既存の外壁の上から重ね張りします。

確かエボニとジェットブラックも追加購入して塗ったと思います。
ジェットブラックはエボニよりも遥かに黒く仕上がります。
しかし、木材の地色もほとんど消してしまうため、この辺は好みの問題ですね。

さすがに二階部分は、超高所恐怖症には貼れず、本職におまかせです(笑)

縦の二重張りにしてもらいました。下張りに薄めの色、上張りには黒っぽいものを張ってもらい、あえて色味の違いを出しました。

そして、サッシ窓の形があまりにも昭和チックだったので、下三分の二ほどを隠すことに。
本当は下の屋根に降りることを考慮して真ん中から「パカっと」割れる「可動式」にしたかったのですが、それには大工の許可が降りませんでした(苦笑)

いったん外してもらい塗装を施し再度設置。
その後サッシをアルミ用の黒塗料で塗り、全体的に「黒く塗れ♫」オペレーションを敢行します (笑)

二階部はこれでほぼ完成です。
その後雨樋や電線カバーを黒く塗ったりして徹底的に仕上げました。
一階部分も同時進行で貼り進め、約一週間ほどで外壁(正面)は終了です。
大工さんの手間賃、塗料とコーススレッドに費用はある程度掛かりましたが、基本的に材料の木材はタダでゲットしたものなので、思いっきり安上がりのリフォームなわけです。
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