羽後町 BASSOドリルマン 羽後町本店(初訪)
Categoryらーめん
今年は最近にない豪雪に見舞われた東北地方。
ここ秋田県南にあります羽後町も街全体が雪に埋もれつつあるこの日、街の中にただ一箇所その豪雪も溶かす勢いの繁盛店が出来たというのを聞きつけ、オープン後二週間ほど経ったこの日、激混み覚悟で訪問させていただきました。

若干大雪のピークは超えた日でありましたが、それでもこの雪の多さ。
周りにはほぼ雪に完全埋没している家すらありました(驚)
みなさん、場所がわかりにくいとか仰ってる方も多いですが、私にしてみればここ「どりるまん商店羽後町本店」さんの斜向いには、かれこれ30年近く毎年何度も通っている「あぐりこ神社」があるおかげで、目をひくっても(つぶっても)運転していけるのであります (笑)

かつてここあぐりこ神社には「はんつ遠藤」氏もお連れしたことがあります。
受験生にとって霊験あらたかなる神聖スポット。
これまでのその御利益ぶりをここで書き出すと2日かかっても終わらない恐れがありますので、今回は誠に残念ながら差割愛させていただきます (笑)
本題はここ「どりるまん」さんです。
店内に入りますと、スタッフのオネイサン方と厨房のオニイサン、それに奥の方からドスの利いた声が迎えてくれます。
ドス声の正体はここの親方である品川大将です。

ここ羽後町三輪の出身で、湯沢高校を卒業後に上京し、多くの店で修行、数多の艱難辛苦を乗り越え、ラーメンへ絶え間なく注いだ研究と努力により、今や東京のラーメン界を制したと言っても過言ではないくらいのご活躍。
ここ四年連続でミシュランガイドなる世界的な料理店紹介本に掲載されておられるとか・・(ひょえ~)
さらに、さらにですよ。この5月からは米国にても店舗展開されるとか (どっひゃ〜)
もはや名誉秋田県民賞を送っても良いのではないでしょうか。
そんな東京での覇者が、地元に店を出すというあたりに物凄い秋田愛を感じるのであります。
店名に「羽後町本店」と付けるあたりに(私も自分の2つの塾の一方に「東由利本校」と付けている)その心意気を感じますね(レベル違いすぎ(爆))

で、いきなり店内で対峙する券売機であります。
既に五〜六人ほど並んでいます。
自分が並んだ後からも次々と後ろに並んできます。
ここで庄内の覇者ならば右往左往、狼狽の極みの心理状態になるところだと思います (掛爆)
この日はまだ限定や味噌といった傍流メニューがまだ解禁されてなかったおかげで、それほど迷うことはありませんでした。
というか、「初訪デフォ」の法則でしょう (爆)
この信念さえしっかり持っていれば、いついかなる時も初訪の店のメニューで狼狽える心配はないわけです。

麺量は「並」(180g)「中」(250g)「大」(350g)から選べます。
ちなみに「大」は大盛りということで別料金、券売機下部にある「大盛100円」を追加購入しなくてはいけないようです。
待ち席から店内を見渡すと、完全に満席状態。

これほど老若男女が入り混じった店内はあまり見たことがありません。
10代から80代とおぼしき各年代層で充実しております。
地元の方が多いのか、人口ピラミッドは「釣鐘型」ですが、みなさんとても美味しそうに麺をすすっておられます。
やはりここ羽後町、西馬音内、三輪の方々は麺好きが多いのですねぇ〜。なにしろ昔からそば屋さんの多い土地柄です。

さて、券売機でお釣りを取り忘れ、背後の高校生から「お釣り、忘れてましたよ! どうぞ!!」と手渡される安定の失態もありながら(若人よ、サンキュー)、席についたのが20分後、そこから着丼まではわずか5分ほど。オペの良さはさすがです。

この日は硬麺も頼まず、本当のデフォ状態です。

脂っこいという話も聞きますが、これは普通のオイリー具合でしょう。
かえって一気に吸い上げないように気をつけなくてはと警告を発してくれているようで助かります。
どことなく貝系の風味を感じます。
シェルオイリーな風味?とでも表現しましょうか(新語 笑)

しっかりと肉の質感を残したチャーシュー。
正直言って、箸で持てないようなホロホロチャーシューは苦手です。
本当に一番好きなのは、ややぱさついた腿チャーということはこれまで何度も書いていますが、本物の肉好きには"腿チャー"がウケているような気もします (しここ爆)
ここのバラチャーシューは次に好きな部位かもしれません。
ドリルマンブラックと呼称しても良いような色按配ですが、ダブルスープ+香味油、他様々な出汁から醸し出される風味のお陰で醤油の角が取れ、全体的に非常にマイルドな仕上がりです。
しょっぱめという意見も聞きますが、やや普通の人よりしょっぱ口で、当然血圧も高めという私にとってはちょうど良い濃さです。
いずれにしろ、これまで味わったことのないスープに感動です。

特に感動したのがこの麺です。
この小麦も秋田産ということらしいですが、とにかく素材にこだわる親方。
そして最近セイゲニストになってから、ようやく甘めのものが極端に判別できるようになった私・・
例えば昨日食べた焼肉シ●ゴのタレ・・・。
以前はこの味が大好きで、タレご飯なんてものも食べられたくらいですが、昨日ランチで食べたそれはもう、めちゃアマの一言orz
生肉にもそのタレを漬けてあるので、もう肉を焼くだけで食べられました。
以前は焼いた肉にさらにつけダレで食べていましたが、もうそれはリームーでした((苦笑))
同じように付け合せのきゅうりガッコも甘くて甘くて・・・
というわけで、普通はあまり感じない食材からも甘みというものを感じられるようになったのは、セイゲニストになって三年になろうかという昨今であります。
ここ、どりるまん商店さんの麺からは確実にほのかな甘味を感じました。
これが本来の小麦の甘みというものなのでしょうね。
以前のように一日三麺など食べていたアホ時代には決して感じられなかった味覚です。
酒田のラーメン屋の知り合いで、お客さんに最高のものを出すために自分は普段ほとんど主食も食べず、つまみ程度だと豪語する漢がおりますが、そうやって味覚を研ぎ澄ますという姿勢は素晴らしいと思います。
毎日のように暴飲暴食を繰り返していると、一般人でももちろんのこと、料理人ならば最大の武器である味覚は確実に落ちていくわけですから。
とにかく、この麺はうまかった・・・
でも一言だけ言わせてもらえれば、地元のじっちゃ・ばっちゃならばちょうど良い硬さでしょうが、無類の硬麺好きにはちとソフティーでした・・・。
次回はもっと麺そのものの味がわかるつけそばを食べねばと決意し店を出ます。

多くの人がこの看板の正面写真を撮って帰っていきます。
なるほど。素晴らしい一枚板の看板です。
これはかなりお金が掛かっています。
書にもしっかりとした落款が付いています。
私のように掛けるお金がなくて、書道を習っている塾生に書かせるのとはわけが違います (自爆)
きっと立派な書道家か看板屋さんの作でありましょう。
しかしみなさん、これは正面だけ見てもダメですよ。
森羅万象、すべてのものには必ず裏というものがあるのです。
正面や側面だけ見ても気づかぬことというのがあるのです。
それは人間づきあいにおいても同様です。

これだけの素晴らしい看板の裏には、これほど素晴らしいコブがあるのです。
このコブの具合からして、この板はかなりの樹齢の木から作られていることがわかります。
普通のお店の看板であれば合板を貼り合わせたり、安い木材素材を使ったりするものですが、これはちと異次元。
これだけの広い面積の一枚板は大したものです。
樹種までは特定できませんが、この木目とコブだとケヤキの一枚板でしょうか・・・
ケヤキだと赤い部分を強調する看板が多いですが、こちらは少し色が薄い部分を使ったものか。

(↑は現在私が作成中のケヤキ一枚板の看板です。
ケヤキ特有の赤みが目立つ部位です。
まだ表面を磨いている最中ですが、とにかくケヤキは固いのです。。。
ここまで光沢を出すだけでも数日掛かりました。
もちろんサンダーなど電気工具を使ってです。
手作業なんてしていたら数年掛かるかもしれません。
今は冬なので途中まで仕上げて報知新聞ですが(爆)、
春になったら作業を再開せねばです。)
とにかく素晴らしい看板です。
ラーメンも素晴らしいですが、訪れた際はこの看板をとくとご覧になってみて下さい。
帰りはしっかりと「あぐりこ詣で」です。

ちなみにこの日、どりるまんさんへの道中、一度凍結した道路でスピンしています(怖)
「帰りはキチンと帰して下さい、塾生全員合格、来年度の商売繁盛、家族全員の健康、夫婦円満、etc..」 などの願いをわずか5円で聞いてください!! 神様!! なんて、都合良すぎるってな (核自爆)
ここ秋田県南にあります羽後町も街全体が雪に埋もれつつあるこの日、街の中にただ一箇所その豪雪も溶かす勢いの繁盛店が出来たというのを聞きつけ、オープン後二週間ほど経ったこの日、激混み覚悟で訪問させていただきました。

若干大雪のピークは超えた日でありましたが、それでもこの雪の多さ。
周りにはほぼ雪に完全埋没している家すらありました(驚)
みなさん、場所がわかりにくいとか仰ってる方も多いですが、私にしてみればここ「どりるまん商店羽後町本店」さんの斜向いには、かれこれ30年近く毎年何度も通っている「あぐりこ神社」があるおかげで、目をひくっても(つぶっても)運転していけるのであります (笑)

かつてここあぐりこ神社には「はんつ遠藤」氏もお連れしたことがあります。
受験生にとって霊験あらたかなる神聖スポット。
これまでのその御利益ぶりをここで書き出すと2日かかっても終わらない恐れがありますので、今回は誠に残念ながら差割愛させていただきます (笑)
本題はここ「どりるまん」さんです。
店内に入りますと、スタッフのオネイサン方と厨房のオニイサン、それに奥の方からドスの利いた声が迎えてくれます。
ドス声の正体はここの親方である品川大将です。

ここ羽後町三輪の出身で、湯沢高校を卒業後に上京し、多くの店で修行、数多の艱難辛苦を乗り越え、ラーメンへ絶え間なく注いだ研究と努力により、今や東京のラーメン界を制したと言っても過言ではないくらいのご活躍。
ここ四年連続でミシュランガイドなる世界的な料理店紹介本に掲載されておられるとか・・(ひょえ~)
さらに、さらにですよ。この5月からは米国にても店舗展開されるとか (どっひゃ〜)
もはや名誉秋田県民賞を送っても良いのではないでしょうか。
そんな東京での覇者が、地元に店を出すというあたりに物凄い秋田愛を感じるのであります。
店名に「羽後町本店」と付けるあたりに(私も自分の2つの塾の一方に「東由利本校」と付けている)その心意気を感じますね(レベル違いすぎ(爆))

で、いきなり店内で対峙する券売機であります。
既に五〜六人ほど並んでいます。
自分が並んだ後からも次々と後ろに並んできます。
ここで庄内の覇者ならば右往左往、狼狽の極みの心理状態になるところだと思います (掛爆)
この日はまだ限定や味噌といった傍流メニューがまだ解禁されてなかったおかげで、それほど迷うことはありませんでした。
というか、「初訪デフォ」の法則でしょう (爆)
この信念さえしっかり持っていれば、いついかなる時も初訪の店のメニューで狼狽える心配はないわけです。

麺量は「並」(180g)「中」(250g)「大」(350g)から選べます。
ちなみに「大」は大盛りということで別料金、券売機下部にある「大盛100円」を追加購入しなくてはいけないようです。
待ち席から店内を見渡すと、完全に満席状態。

これほど老若男女が入り混じった店内はあまり見たことがありません。
10代から80代とおぼしき各年代層で充実しております。
地元の方が多いのか、人口ピラミッドは「釣鐘型」ですが、みなさんとても美味しそうに麺をすすっておられます。
やはりここ羽後町、西馬音内、三輪の方々は麺好きが多いのですねぇ〜。なにしろ昔からそば屋さんの多い土地柄です。

さて、券売機でお釣りを取り忘れ、背後の高校生から「お釣り、忘れてましたよ! どうぞ!!」と手渡される安定の失態もありながら(若人よ、サンキュー)、席についたのが20分後、そこから着丼まではわずか5分ほど。オペの良さはさすがです。

この日は硬麺も頼まず、本当のデフォ状態です。

脂っこいという話も聞きますが、これは普通のオイリー具合でしょう。
かえって一気に吸い上げないように気をつけなくてはと警告を発してくれているようで助かります。
どことなく貝系の風味を感じます。
シェルオイリーな風味?とでも表現しましょうか(新語 笑)

しっかりと肉の質感を残したチャーシュー。
正直言って、箸で持てないようなホロホロチャーシューは苦手です。
本当に一番好きなのは、ややぱさついた腿チャーということはこれまで何度も書いていますが、本物の肉好きには"腿チャー"がウケているような気もします (しここ爆)
ここのバラチャーシューは次に好きな部位かもしれません。
ドリルマンブラックと呼称しても良いような色按配ですが、ダブルスープ+香味油、他様々な出汁から醸し出される風味のお陰で醤油の角が取れ、全体的に非常にマイルドな仕上がりです。
しょっぱめという意見も聞きますが、やや普通の人よりしょっぱ口で、当然血圧も高めという私にとってはちょうど良い濃さです。
いずれにしろ、これまで味わったことのないスープに感動です。

特に感動したのがこの麺です。
この小麦も秋田産ということらしいですが、とにかく素材にこだわる親方。
そして最近セイゲニストになってから、ようやく甘めのものが極端に判別できるようになった私・・
例えば昨日食べた焼肉シ●ゴのタレ・・・。
以前はこの味が大好きで、タレご飯なんてものも食べられたくらいですが、昨日ランチで食べたそれはもう、めちゃアマの一言orz
生肉にもそのタレを漬けてあるので、もう肉を焼くだけで食べられました。
以前は焼いた肉にさらにつけダレで食べていましたが、もうそれはリームーでした((苦笑))
同じように付け合せのきゅうりガッコも甘くて甘くて・・・
というわけで、普通はあまり感じない食材からも甘みというものを感じられるようになったのは、セイゲニストになって三年になろうかという昨今であります。
ここ、どりるまん商店さんの麺からは確実にほのかな甘味を感じました。
これが本来の小麦の甘みというものなのでしょうね。
以前のように一日三麺など食べていたアホ時代には決して感じられなかった味覚です。
酒田のラーメン屋の知り合いで、お客さんに最高のものを出すために自分は普段ほとんど主食も食べず、つまみ程度だと豪語する漢がおりますが、そうやって味覚を研ぎ澄ますという姿勢は素晴らしいと思います。
毎日のように暴飲暴食を繰り返していると、一般人でももちろんのこと、料理人ならば最大の武器である味覚は確実に落ちていくわけですから。
とにかく、この麺はうまかった・・・
でも一言だけ言わせてもらえれば、地元のじっちゃ・ばっちゃならばちょうど良い硬さでしょうが、無類の硬麺好きにはちとソフティーでした・・・。
次回はもっと麺そのものの味がわかるつけそばを食べねばと決意し店を出ます。

多くの人がこの看板の正面写真を撮って帰っていきます。
なるほど。素晴らしい一枚板の看板です。
これはかなりお金が掛かっています。
書にもしっかりとした落款が付いています。
私のように掛けるお金がなくて、書道を習っている塾生に書かせるのとはわけが違います (自爆)
きっと立派な書道家か看板屋さんの作でありましょう。
しかしみなさん、これは正面だけ見てもダメですよ。
森羅万象、すべてのものには必ず裏というものがあるのです。
正面や側面だけ見ても気づかぬことというのがあるのです。
それは人間づきあいにおいても同様です。

これだけの素晴らしい看板の裏には、これほど素晴らしいコブがあるのです。
このコブの具合からして、この板はかなりの樹齢の木から作られていることがわかります。
普通のお店の看板であれば合板を貼り合わせたり、安い木材素材を使ったりするものですが、これはちと異次元。
これだけの広い面積の一枚板は大したものです。
樹種までは特定できませんが、この木目とコブだとケヤキの一枚板でしょうか・・・
ケヤキだと赤い部分を強調する看板が多いですが、こちらは少し色が薄い部分を使ったものか。

(↑は現在私が作成中のケヤキ一枚板の看板です。
ケヤキ特有の赤みが目立つ部位です。
まだ表面を磨いている最中ですが、とにかくケヤキは固いのです。。。
ここまで光沢を出すだけでも数日掛かりました。
もちろんサンダーなど電気工具を使ってです。
手作業なんてしていたら数年掛かるかもしれません。
今は冬なので途中まで仕上げて報知新聞ですが(爆)、
春になったら作業を再開せねばです。)
とにかく素晴らしい看板です。
ラーメンも素晴らしいですが、訪れた際はこの看板をとくとご覧になってみて下さい。
帰りはしっかりと「あぐりこ詣で」です。

ちなみにこの日、どりるまんさんへの道中、一度凍結した道路でスピンしています(怖)
「帰りはキチンと帰して下さい、塾生全員合格、来年度の商売繁盛、家族全員の健康、夫婦円満、etc..」 などの願いをわずか5円で聞いてください!! 神様!! なんて、都合良すぎるってな (核自爆)
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