千葉参り5️⃣ アリランラーメン 竹岡式ラーメン

意識不明の重体からなんとか回復、翌朝を迎えたようです。
セイゲニストにつき二日酔いはありませんが、キャンプ地に帰ってきてからも飲み食いしたと思われるブツがテーブルに散乱しておりました(笑)

さて!本日の最初の目的地は、残りの千葉三大ラーメンをやっつけるために、まずはカーナビでもなかなかたどり着けないという都市伝説バリバリの「うっかり八平」ならぬ、「らーめん八平」さんです!!(爆)

アリランラーメンを提供するお店はグループとして3店ありますが、こちらのお店は通常「おばあちゃんのお店」と呼ばれているとかいないとか。
都市伝説でもなんでもなく、マジでカーナビのウソ案内も手伝い、迷うこと30分。
きっとどのナビ地図にも間違った位置が載ってると思われます。
雨そぼ降る中、車中で一人黙々と審議審議。

しばらくして、場内アナウンスです(爆)
「えー、ただいまの協議についてご説明します。
行司軍配は、カーナビとヤフーナビが有利と見て挙げましたが、ここは田んぼの中のあぜ道だったり通行止になっているダムの入り口じゃないかと物言いが付き、協議の結果、行司差し違いで、動物的勘の勝ちといたします!」(核爆)
結果として第253代木村庄之助の軍配差し違いで、取り直しの一番となりました(爆)
やはりこんな時はカーナビより勘ナビです(古爆)
どうやらこの辺だと目星をつけ、車の出入りをチェックすればだいたい見当がつくというもの。

その時です!ほとんど車の通らぬ道で、一台の車が傍から出てきました!
これは怪しいです!!
しかも入り口にはこんな看板が!!

らぁめんの文字があったらほほ決定的でしょう!!

はい!ビンゴ!!
一瞬”魔王の迷宮ラビリンス”に入り込んでもう出てこられなくなるかと思いましたが、どうにか生還!

やっぱBowie かっけーーー(惚)
こちらのブログにも、八平さんがいかに迷うか、カーナビの嘘案内について細かく書かれております。
同じ目にあった者としては大ウケでした(爆)
さて迷った30分のせいでご覧のように待ち客が既に約10名ほど待機ちうです。
カッケ社長なら迷わずむんつけて引き返すところでしょう(掛爆)
さしもの私もこの状況はさすがに悔しかったのですが、ここは千葉です。雨も強く、しかも山中と言っていいほどの郊外です。
ここからアリランラーメンの本店と言われる「八平の食堂」まで行くのは距離的にも遠いし、何よりも筋肉酒店氏がこの春に訪問済みです!(核爆)
そんなとこおめおめと行けません(超核爆)
というわけで、どうせなら筋肉酒店氏の回らなかった”裏三大ラーメン”を巡ることにしたわけであります (天邪鬼爆)

建物に併設する待合所みたいなところで待ちます。
後から後からとお客さんがやってきます。
もう順番はお互い待ってる者同士での相互確認です。
この方が何番であの方が何番みたいな。
その間厨房からはものすごいニンニク臭が漂ってきます。
およそラーメン屋さんの出す香りではありません。
もはやパスタ屋かイタリア料理店レベルの香りです。
無類のニンニク好きの私には天にも上らん勢いの香しさでありました(爆)

なんとも古式ゆかしい建物であります。
もともとの民家をそのまま使用しているのですかね、あまりこのようなラーメン屋さんは見た事がありません。



入店まで約30分、そしてそこから着丼までも約30分。ラーメンの姿を見るまで計一時間ほどかかりました。
もうニンニクの芳香を嗅ぎ続けたので、食欲がマックスオンザビーチです(笑)

はい、ついに…
キタ―――― d(゚∀゚)b ――――♪
ちなみに注文時は店の若いオネイサン(お孫さんかな)が順番に聞いて回ります。こちらから立ってオーダーする必要はありません。
辛さも好みによって変えることができます。
麺硬めと言う人は、少なくとも私が聞いていた範囲では皆無で、私もつい言いそびれましたが、麺の硬さは非の打ち所がないほどパーフェクトでした!
まず自分のアリランラーメンのスープですが、予想通りの激しいニンニクの香り。激しいとは良い意味です。
これくらい香りの強いスープはあまりアリラン (核爆)
タマネギの香りと相まって危うく失神する旨さでした!!

私ではありませんよ (爆)

私の好みを知ってるかのような硬麺

チャーシューはなし

これにやはり香り高いニラも入っております。
あとはごま油の香りかな?
まさに滋養強壮この上ないラーメンなのでした。
「アリランラーメン」の語源は、その響きからしていかにも朝鮮半島を思い浮かべがちですが、実はさにあらず。
本店の八平の食堂HPによれば
「その昔、韓国に「アリラン峠」という峠があり、その峠にまつわる物語の歌があったそうです。そこで、当店の場所も峠であり、「昔の峠越えというのは非常に困難で元気を出さなければ越えられなかったはず」
そんなときに体力のつくものを・・・というイメージで考案されました。」
とあります。
経営されておられる方がどこの方なのかは知る由もありませんが、仮に韓国の方だろうと日本人だろうと、そんなのはこのラーメンの旨さの前にはなんの意味もないことです!!
いや~。たまげるレベルの旨さでした!
惜しむらくは金をケチってチャーシュー麺にしなかったこと!
未だにラーメン千円オーバーはアリラン(爆)の法則が自分の中にあります。
どうしても頼めない貧乏根性がここでは完全に裏目orz
帰りのコンビニコーヒー代をケチってでもチャーシュー麺にするべきでした!
いやー、マジでとんでもないうまさでしたぞ!!
これまでに食べてきた数々のラーメンのうち、間違いなくこれはベスト10に入ります!!
いつの日か他の二店も絶対に行かねばならぬと決意したのでありました!

そして矢継ぎ早に次へと向かいます!!
また豪快に道を間違ったりしながらも(爆)、目指すは木更津方面!
そうです。残っているのはかの有名な「竹岡式ラーメン」です。
途中「鶴舞自然公園」なんてところを通過して、あぁ、本荘に帰ってきたんだなんて細かいボケを自ら入れながらなんとも楽しい道中です(笑)

今回も少しナビにウソつかれるところでしたが、たまたま信号待ちで止まったところにその店はありました。



竹岡式ラーメンのお店で「らーめん富士屋」さんです。
看板には「らーめん」
外壁には「ラーメン」とあります。
秋田のラーメン部(正しくはらーめん部)と書かれるとやや違和感がありますが、この富士屋さんはどちらでもいいでしょう(爆)
何はともあれ竹岡式というものを食べてみたくて仕方なかった私には嬉しいお店です。

さっきのらーめん八平さんでチャーシューを食べなかったことに激しく後悔した私は、迷わずチャーシュー麺!……と思ったら、あら?ワンタンもあるの?となり、大ワンタンチャーシュー麺にケティ!
程なくして着丼!この後間もなくワンタン売り切れコール。タイミングが良かったです!



自家製麺らしい麺は、やや柔麺。
硬麺コールしなかったことを後悔先に立たず。
これが後から悲劇を呼びます…(笑)
本当にこれがチャーシューの煮汁だけでカエシを割っただけ?と思えるほど、これまた不思議な味わいです。
琴平荘スープのおよそ対極をなすかたちのスープなんですが、これはこれでまたうまいのです。
肉醤油汁なのに、なぜか癖になるうまさ。
地元の人のみならず、多くの人をハメてしまう魅力がわかった気がしました!
これは百聞は一食に如かず。
食べてみないことにはわからない不思議な、本当に不思議な感覚です!!


千葉三大ラーメンに共通して言える特徴は、香味野菜をふんだんに使っているということです。
この富士屋さんでもニンニクが別添えで出され、もはや歩くニンニク臭と化してしる私であります(核爆)
きっとこんな感じで

いや、こっちの方が可愛いな。

まぁ、どっちでもよし…
竹岡式ラーメンは本来乾麺を使うものでしょうが、自分的にはこの生麺の方が断然好みでした。
でも…やはり…本家も…気になるわけで……

お腹的には結構きてますが、庄内の三麺に比べたらまだまだ余裕です (笑)
んでもって…

午後三時過ぎ。狙い目ですよね。
小上がりに鎮座し、デフォのラーメンをお願いします。


ここで私は一世一代の大失敗をします。
先の富士屋さんで、硬麺コールを忘れ柔麺に甘んじてしまったことを反省し、なんとクレージーなことに、この梅乃家さんで、誰しもあっと驚く「硬麺」コール!!(核爆)
糖質で頭がおかしくなっていたんでしょうか。それとも若年性アルツハイマー発症でしょうか。こんなところで。
うっかり元祖は乾麺(インスタント麺)ということを大失念!!(超自爆)
店のオネイサンも「ん?? か、硬麺ね?」なんていぶかしがるし(爆)
その段階で思い出せ!オレ!!(爆)
そんな中、登場しましたよ!これが元祖竹岡式!

この段階でもまだ気づかないバカひとり。

んん?んんん?ああああ~~~!!!

(泣)
コリコリした食感で、なかなかおいしい麺でございましたよ (号泣)
いや、それでも乾麺の良さは、しばらくすると伸びてくれることです。
幸いなことに食べ進めるとちょうど良い硬さになりました(結果オーライ)
チャーシューの量が半端なく、これでチャーシュー麺ならどうなるんだ?と思えるほど。
スープはさっきの富士屋さんに比べてかなり塩分濃度が高めです。さすがに元祖と言った感じありあり。
ちょっとしょっぺがな~と、塩分摂りすぎで胃癌ダントツ一位の秋田県人が思うくらいなので、なかなかのしょっぱさ。
さて、メンマに逃げようかと思って口にすると、まるで溺れた時に掴んだものが穴の空いた浮輪のように、さらに溺れるほどのしょっぱさでありました!!(自爆)



ここで竹岡式ラーメンのおさらいです。
「漁から帰ってきて身体が冷えきっている漁師さん、海女さんに「簡単に出来て、温かいものを」という事で考案されたのが「竹岡式ラーメン」だと言われています。
竹岡式ラーメンの特徴は独特の作り方にあります。
スープはチャーシューの煮汁を醤油ダレとし、その醤油ダレに麺茹でに使用した湯(または何も入れず沸かした湯)を入れるのみ。
しかし、醤油ダレにはしっかりと肉のうま味が溶け込んでおり、見た目は濃いがまろやかな味のスープとなります。
薬味には玉ネギの角切りを使用するのも特徴です。」
といった具合で、同じような理由で全国各地にしょっぱくて簡単に食べられるラーメンは存在しますね。
富山ブラックしかり、新潟の燕三条系もしかり。
それにしてもこの竹岡式は他のしょっぱいラーメンとは一線を画しているような気がしました。
この度の三大ラーメン巡りで共通したことのもう一つに、どのラーメン屋さんも作り手がオネイサンだったという事が挙げられます。
たまたまかもしれませんが、四店全てが女性が営んでいるお店でした。
秋田ではまず考えられません。
それだけ個性的かつ家庭的な味が男性客から求められてきた歴史があるのかもしれませんね。
次回また訪問する事があったら、ぜひ「闘魂ラーメン」に行きたいものです(爆)
穴場としては「追分食堂」でしょうか?(超謎核爆)
千葉三大ラーメン!
最高においしかったです!!!
いつか必ず再訪します!!
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