鳥海山 湯の台コース
Category登山

10月7日
おそらく今季最後であろう鳥海登山を決行してまいりました。
今回はあの田中陽希くんも登った遊佐側・湯の台コースです。

車道最終地までは車で登って行けわけですが、その途中の紅葉が真っ盛り!
息を飲む美しさでした!

湯の台はもっとも距離が短く、短時間で頂上を目指せるコースとのことなので、その理由のみで登ってみました(笑)
そして距離が短いということは、当然傾斜も急だということを登ってみて初めてわかる馬鹿さ加減(笑)

登り始めてすぐに眼下に広がる里山は、すでに真っ赤に染まっています。
とにかく見晴らしが良いのがこのコースの特徴ではないでしょうか。

滝の小屋までは家族連れでも普通に歩けます。
ここを過ぎると岩場の急登が始まります。


岩場の連続はかなり体力を消耗しますが、この日は好天と美しい景色に助けられます。


現在閉鎖されている河原宿です。
これより先は9合目の大物忌神社までトイレが無いため、用を足すならここで済ませておきましょう。

大雪渓はこの時期一番小さくなっていると思われますが、それでも物凄いスケールであります。
この日の気温は10℃を切っている上に、折からの強風でほとんど汗もかきせんが、それでも途中どこかでリュックからペットボトルのお茶を落としてきてしまった私は、念のために雪解け水を水筒に詰めるとこにしました。(もどり道、どなたかがわざわざ拾って道端に置いてくれていました。感謝)

真夏だったら、きっと湯気を出すほど熱くなった頭から思いっきり浴びたことでしょう。



そして湯の台コースの最大の難所である「アザミ坂」です。

標識が壊れていてここがアザミ坂とわからぬまま登りましたが、あの勾配とアザミの枯れたものが乱立する様子から、おそらく間違いないと思われます。
坂の途中でお昼ご飯を食べていたヤングマンに聞くと、「おそらくそうでしょう」と答えてくれました。
「それにしても急ですよねー」 とも。
幸いにしてそれほど長い急登ではありませんが、まだここはホイホイとは登れませんでした。
フゥフゥゼイゼイ。息が上がります。
しかし、この急坂を登り切った先には、ついに鳥海山の巨大な外輪山が待ち受けているわけで、それまでの苦労が報われる瞬間であります。

疲労困憊の顔であります(笑)

だんだん酒田方面の景色が変わってきたことがわかりますか?
高度が上がってくると、ますます綺麗に見えてきます。
遠くの旅館で、マ○リキさんが一生懸命、麺を運んでいるのが見えます (爆)
さて、登山はいよいよ大詰めです。
外輪山を回り、七高山を目指します。


新山が見えてきました。
ですが、この日はお日様こそ出るものの、接近していた低気圧の影響で山頂に近づくに従ってものすごい強風が吹きつけておりました。おそらく風速は軽く20mを超えていたものと推測されます。
ですから早い段階で新山登頂は断念し、七高山山頂で我慢することにしました。
しかも余裕こいて手袋もはめずに登ったため、手がちぎれそうに冷たいです。
おそらく気温は1〜2℃。その証拠に数日前に降った雪が消えずに残っております。





高所恐怖症の私にはかなりビビるポイントがあるのですが(特にハシゴとか)、とにかく風が強くてさらに恐怖心をあおるわけです。


目まぐるしく変わる天気と爆風のもと、どうにか今季2回目の七高山到着です。
糖質セイゲニスト、朝からいつも通りお腹が全く空かず、何も食べておりませんでしたが、さすがにそれでは下りの体力が持たないと判断、これを食べます。

セイゲニスト御用達、ローソンブランパンシリーズのブランのパンケーキです!(笑)
ですが、手がかじかんでうまく掴めません(笑)
あやうく凍えるところでした。
幸いにして上着はボード用のゴアテックス。このおかげで生き延びました (笑)
一枚食べてすぐに下山することにします!


山頂で一瞬だけ見えた雲海です。
苦労が癒される絶景です。

新山から続く溶岩の崩落です。
これは間近で見ないとその迫力がわからないでしょう。
本当に地球が作り出す造形には舌を巻きます。
登りより危険な下りは、一歩ずつゆっくりと着実に。
間違っても田中陽希君のように走って降りたりはできません (笑)
iPhoneのタイムラプス機能で目の前を流れる雲を撮ったりして楽しみます。
本当に綺麗な雲でした。


雄大なパノラマ写真でしょ?

これはブロッケンではありませんよ (笑)

秋の訪れを告げる鳥海アザミの枯れ果てた姿。

下山した後は、冷え切った体を温めに「ゆりんこ」へ。
一時間半も入りました (笑)
ちなみに体重は1日で2キロ強落ちましたが、翌日には戻っていました (笑)
今季は4回のチャレンジで、新山1、七高山2、途中棄権1という結果でした。
もうすっかり白化粧してしまったので今季の登山は不可能ですが、来季は残された百宅口からのチャレンジをしようと思います。
元はと言えばダイエットの一環として登り始めた山ですが、気がつけばすっかり魅了されております。
いつかは必ず富士山に登ってやるぞーー!!
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