鶴岡 琴平荘 らーめん部プチツアー
そしてこの日は娘の学校の運動会。
もし順延ならば、午前5時半~6時の間に各家庭へメールが配信されることになっていた。
かみさんに起こされたのは午前5時半過ぎ。
外はひんやりした空気の中、細かい雨粒が舞うという、常識で考えるならば間違いなく順延になるような天気。
しかし携帯には順延を告げるメールは入っていなかった。
不安になり、同じ学校に通う子を持つ友達にも確認してみるが、やはり配信されていないという。
ということは、この悪天候でも決行するのか!?
信じられない。
子供を通じて「運動会の開催に関して、学校に電話での問い合わせは困る」といった内容のお便りが来ていたので(これがまずおかしい)、それならばと職員室へ直接聞きに行く。
校門付近には保護者のクルマが数台停まっており、私と同じことを思った一人のお母さんが教頭に質問していて、ちょうど話が終わったところだった。
「やるんですって!!」と私を見るなりご発言。怒り心頭のご様子。
「マジですか?」「学校や先生たちの都合だけでこの天気にやるとしか思えないねっすな!」と私。
「そうですよね!風邪引いたらどうするんでしょ!言ってきてください!」と託された私。
教頭に「本当にこの天気でやるんですか?私、このグラウンドは、相当昔から使って知ってますけど、水はけの悪さは超有名ですよ! やるとしたら、その根拠を教えてください!保護者の多くは、メールが届かないのは不具合ではないかと心配してるんですよ。(決行、順延)どっちにしろ配信するべきではないですか!!」
小学校の学童野球~御門町内運動会~本荘高校~長女長男の運動会と、かれこれ40年以上このグラウンドとはお付き合いしている。
雨が降ると簡単に水溜りになり、最悪のコンディションになることで有名なグラウンドなのだ。
「お昼までには晴れる予報ですし、気温も16℃まで上がると言ってますので…。この後職員が集まって砂をまいたり整備しますから…」と教頭。
明日晴れるのがわかっていて、なして今日に固執する? 半分キレて一旦帰宅。
そして、帰宅後ものの30分もしないうちに、メールが届いた。
それには…
「本日の運動会について,ご連絡いたします。
5時半の判断段階では,天候も回復するという予定で実施する方向でしたが,6時半段階での天候や予報から判断し,明日に順延することといたしました。保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが,よろしくお願いいたします。 ◯◯小 教頭」
とあった。
ほとんどの家庭では、本当にこの雨空でやるのかとなかば信じがたい心持ちで早朝から弁当を作っていたはずだ。
なぜ以前のように前日に決定できないものか。
前日に順延を発表し、予報とは裏腹に晴れてしまったとしても、それほど怒る人はいないだろう。
ところが、今回のように直前まで判断を遅らせ、どっちつかずの対応をしてくれたおかげで、いったいどれほどの家庭で迷惑を被ったか。
猛省を促したい。
まず、子供達ありき、なのである。
学校の職員は優先事項を見誤っていたのではないか。
6時過ぎ、再度グラウンドを訪れた私は、そのグラウンドで立ち話をしていた校長たちに「今度は本当に中止(順延)なんだすべな! 後でやっぱりやるとか言わねすべな!!」
校長たち「すみません、順延です」と確かに言った。。。
ここまでしてしっかりと言質を取ったのには訳があったのである……それは……


すべてこのためである (超核爆)
実は数日前からこの日一緒に琴平荘へ行かないかと、世界のKenさんから打診があったのだ。
晴れたら行けない、雨なら行ける。
だからこそ早く決定してもらいたかったというのもあったのだ。
しかし私にとっての「優先事項」はあくまでも子供の運動会。
まして麺を食べられない私に、県外までらーめん部遠征することは、海辺の社長も言うように「考えられない」ことなのである。
とにかく七転び八起き、転んでもただでは起きない、禍転じて福となす、棚からぼた餅というわけで、土鶴に緊急参戦したのである。

我々一行が到着したのは9時半少し前であったが、見たことのある羽後ナンバーと、見たことない羽前ナンバーが既に待機していた。
私は朝から雨を浴びて、体がすっかり冷え切ってしまったので、他の皆さんには申し訳ないが、天下の琴平厨房へ潜り込み、社長と談笑したり、搬入のお手伝いしたり(爆)大おかんさんから温かい番茶を頂いたりして、中で温まっていた。
途中何回も玄関の内側から「本日雨天のため営業中止。明日に順延(核爆)」という張り紙を貼ろうかと思ったが、既に仲間以外の方も並んでいたので、それはできなかった。


この二枚は館内から写したものである。
世界のKenさんはジョークがわかるので大笑いしていたが、週一氏はマジメに羨んでいた模様。
厨房では大おかんさから「学さん、あんだ、体脂肪落として体操の選手でもなるんだが?」と聞かれた(核爆)
息子の社長からも「本荘の陣で食べ歩きでぎねのぉ」と言われたが、そこは必ずお伴する覚悟は決めてある。
また、DeNA対阪神の横浜スタジアムよりだったら、白鵬対照ノ富士が希望だが、今年は破産しそうだ(泣謎爆)
お茶をご馳走になり、どん兵衛を啜る社長とニュータッチを啜るアキラくんを見届け、再び並び直し、後から加わった平澤プレジデントも入って記念撮影。

和弘くんが入ってなかった(汗;;)
この日も大入り満員なのだが、「連休終わったら暇だー、学さん」とボヤく社長。
それでも連休中にこれまでの新記録を達成したという話だったから、やはりモンスター中華そば屋である。
さて、館内に通されてすぐに5番&6番テーブルを連結。みんなで仲良く座を囲む。
この日が念願の初詣だった平澤くんご一家と岡見さんは特に大満足だったご様子。
やはり初めてご一緒した方が「おいしい~」と言ってくれると、本当に嬉しい。
ちなみにこの時注文したものはなぜか全員チャーシュー麺。
もちろん私もチャーシュー麺!でも麺分け(爆)
スープ並びに具材だけで大満足。
琴平荘さんの中華そばは、こちらから注文して自宅で食べることができます!!
糖質制限をしている人の中には、ハンバーガー屋でもバンズ無しを注文する人がいると聞く。実は私もそれを試してみたいのだが、まだできずにいる。
チェーン店の「らあめん花月」では、お客さんのニーズに合わせ普通に麺無しを提供するという。
客の要望に合わせて、作る側も柔軟な対応をしてくれる世の中になってきたということだろう。
ラーメン屋で麺無しなんて???という概念は、この先食べる側も作る側にも古い感覚になるかもしれない。
・・・・・・・・・
そんでもって、この日遅れて厨房に入ってきた「丁稚マタリキ仮面」の首を軽く締めてから館を出る (核爆)
二麺目は本当は予定になかったのだが、誰が言い出したか「欣平荘」。これから子供をデパートに連れて行く予定の平澤家を除く全員の意見が一致した。
私は行く前からワカメらーめんの麺無しと決めており、実は店主欣ちゃんともメッセで相談済みであった。
この柔軟な姿勢をとにかく感心する次第だ。
忙しい時間帯にほとんどみな別の注文。
私が店をやっていた時は、露骨に嫌な顔をしたはずだ。
それをここの加賀山夫妻は爽やかな笑顔で返す。しかも私には麺無しのワカメスープ(試作)を提供してしてくれた!!
欣ちゃん、せっかくだが今の俺には3本とはいえ麺はご法度なんだ。となりの和宏クンにあげるけど、勘弁してくれ!m(_ _)m
ここで気を許してわずか3本といえども麺を食らってしまったら、俺的に敗北なんだ。すまぬ・・・。
三陸産ワカメがふんだんに入ったワカメ塩スープ。胃に優しすぎるぜ。欣ちゃんの優しさに危うく涙するところだった。
ダイエットということだから、チャーシューは少なめにしてくれたんだろうが、欣ちゃん、糖質制限はこれでもかというくらいに良質な脂質を摂らないといけないんだ。
だから次回はチャーシューワカメ寒天麺でお願いできたら天に昇るくらいありがたい。
我々秋田のらーめん部ぷち御一行は、「晴天の風」さんで大人なのに小盛ばかりという体たらくを見せてしまったが、それを快く迎えてくれる加賀山夫妻なのでつい甘えてしまったなぁ。中には一名「お子様ラーメンで・・」などとのたまう先輩もおられたが、理香さんから柔らかく断られている姿が逆に痛々しかったぜ (健爆)
さて、まだ続きがある。
この後、鶴岡在住のFB友、第三のワタナベともいうべきマサシくんがわざわざ庄内物産館まで会いに来てくれたのだ。
我々のために仕事も早く終わらせ、しかもお昼をまだ食べていないという彼は、私たちに三麺目を軽くいざなってきたのだが、残念ながらこの日全員のストマックには少しのエンプティーもなかったのである。
我々は彼からお土産までいただき、温かい気持ちで帰路へとつくのであった。
こうして、いい大人たちの遠足は幕を閉じたのである。
結果的に運動会順延さまさまだったということだろう (爆)
ご同行のみなさま、大変お世話になりました。
また、行き帰りの運転をしてくださった世界のKenさん、ガソリン代たくさんかけてもらってすみませんでした。
次回は岡見さんがタダで給油してくださるそうなので、お言葉に甘えることにいたしましょう (超核爆)
それにしても今回のこの「である調」、疲れた〜〜(核爆)
(完)
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