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鶴岡市 高館山

Categoryその他
この記事は面白半分で書くと叱られそうだし、かと言ってあまりオドロオドロしく書くと誰も読まないだろうし…と、書く前からいささか困っています。

断っておきますが、私が昨日ここを一人で訪れたのは、ここが有名な心霊スポットと呼ばれているからではありません。

もうとうの昔にそんな所を巡るのは止めております。

これまで何十箇所もそのように呼ばれる場所を検証し、結果的に不思議なことなど一つも起こりませんでした。

それよりもだんだん自身が加齢してきたおかげで、いろんな「死」というものに遭遇し、「死ぬ」とはどういうことかもそれなりにわかってきて、この世に心霊スポットなど存在しないという自己結論に至りました。カッコつけて言わせてもらえれば「悟り」を開いたのであります。

ですから、この世に出回る数々の心霊動画なるものや写真を見ていると、胸くそ悪くなってきます。

特に動画などは酷いです。
悪趣味極まります。


そもそも心霊なるものが動画に映り込めるなら、と言うよりも、心霊などあるのなら、なぜ昔からの光学フィルムには簡単に映らないのか。

それは現在ではかえって技術的に相当難しいからなのです。

その問題をクリアしたのが現在の磁気テープや、それを取り込んだデジタルの動画なのです。

これはもう、いくらでも編集が可能です。

ちょいと動画編集技術を持っている人なら(私も含めて)ものの2時間もあればほぼ完璧な「心霊動画」を作ることができます(断言)


ですから、最近またテレビで心霊特集などを放送するようになりましたが、ああいう超低レベルな映像を、テレビ制作会社はよくもまぁぬけぬけと放送局側に提供するものだと呆れ果てています。お前ら映像作成のプロだろ?と。
見抜けよと。いや、見抜いているはずなのに、なんで面白おかしく放送させるんだと。

腹立たしくてしょうがありません。


以上、私の心霊云々に関するスタイルです。


ただし、否定しないこともあります。


それは、確かに科学的に証明されていないこともこの世にはたくさんあります。と言うよりもむしろ証明されていないことの方が多いという事実です。

例えば「愛情」は目に見えませんが確かに存在しますし、哀しみや絶望、憎しみももちろん見えません。

見えませんが、他人もその人の側にいると、その気持ちを感じることはできます。

私はここに人の不思議さがあると思っています。

もしかするとよく霊感があると言う人は、この点が人よりも物凄く強いのではないかと思っています。
もしくは、電磁波を強く感じる人ではないかと。

人の感情は脳が作り出す極微量の電気信号により生まれます。

その電気信号を場合によっては左右してしまうのは電磁波ではないでしょうか。

たいていの場合、これまで心霊スポットと呼ばれる場所は、異常な程電磁波が強いという結果報告があります。

全部が全部そうではないと思いますが、これになんらかの集団的心理要素や、三点あれば何でも人の顔に見えてしまう、いわゆる「シミュラクラ現象」(パレイドリア効果とも云う)などが加わり、お化けが見えた ような気になるのがほとんどだと断言します。

霊能者なる人物の能力については、ここでは敢えて否定はしませんが、この手の方々はやはり先に述べたように、他人の気持の受け取りが非常に敏感、またはなんらかの理由により本当にその人の気持ちを自分のものとして受け取れる特殊能力の持ち主だと言えるかと思います。
実際に私の知人にもそういう方はおられますし、話を聞いていると実に不思議な現実との一致があったりして興味深いこともあるのです。

ただし、そのような特殊能力を売り物にして、売名もしくは営利に走る輩は許せませんね。

先日の「ガキの使い…」での心霊が画面に映り込んだ云々の際に出てきた霊能者が「これは地縛霊です」などと抜かしよりました。

あれには怒りというより、呆れ果ててしまいました。

「インカムマイク」付けとる心霊などおるか!どアホ!(爆)

またその発言に対する出演者のアホな反応にまた爆笑でした。


あのような放送を見て、純粋な中学生などはすぐにお化けっているんだ…てことになるのです。映像作成会社の責任は大きいのです。


まとめますと、この地球上に「心霊スポット」など存在しない。ひいては霊魂などもあり得ない。
ただし、人が残した感情を受け取れる人はいるかもしれない。しかしそれは電気的なものであり、そのわずかな電気を敏感に受け取れる人が霊能者(ホンモノの)と呼ばれるのではないだろうか。

ということです。本当はこの件に関してはもっともっと持論があるのですが、このままではもはや誰も読み続けないだろうと思いますので、いい加減本題に入りたいと思いますねん (笑)


6番さんと分かれてから、ずっと気になっていた高館山へ向かいました。

繰り返しますが、ここが心霊スポットと呼ばれているからではありません。

ではなぜ行ってみたのかというと、そこからの絶景をこの目で確かめたかったからです。

幸いこの暖かさで道路に雪もなく、車でスイスイと登って行くことができました。



途中、政党政治の産みの親ともいうべき「原敬」元総理の歌碑。なぜここに原敬?と思いましたが、鶴岡と縁の深い方だったのですね。

「吹く風に とまり兼ねてや 秋の蝶」

若い頃何度も立ち寄った加茂漁港を四十三年ぶり(大正6年)に訪れた際に詠んだもだそうです。

さすがにクリスチャンで、文人でもあった庶民宰相。感情がきめ細やかです。

強い風のもと、枝や葉に止まるに止まれない蝶々に、自らのその日の気持ちを重ねて詠んだのでしょう。(その日、原敬議員は若い時に今後の歩む道を指南してくれた恩人に会うために加茂を訪れたそうですが、その方はとうにそこに無く、音信不通になっていたとのこと。)


原敬さんと鶴岡の関係を知ることができただけでもここを訪れて正解でした。

このように未訪の地には何が自分を待っているかわからないものです。



(歌碑の付近から臨む加茂漁港)


さて、もう少し車を走らせると、頂上に到着です。




特に「霊感」と呼ばれるものがなくても、この建物は雰囲気がありますね。

全体的に明るさが感じられません。それはただ単にコンクリートが風化しているからだけではないようです。

しかし私はこのような塔があるとひとまず登らなくては気がすまない人間です(笑)



ぐるぐると螺旋階段を上っていくうちに、軽く酔います(笑)

そしてあることに気づきます。


これは、思ったより高いぞ…と。


てっぺんには展望窓があります。


そしてまた気づきます。自分は超がつく高所恐怖症だと (核爆)

普通下から見上げる段階でわかりますが、そこに気づかないというあたりが我ながらマヌケです。


で、老朽化が進んでいる建物なので、あまりにも怖くて窓べりに立てません (笑)

iPhoneだけをせり出して撮った恐ろしい写真がこれ!





あまりにも怖くて遠くを見る余裕がないのですが、残念なことに鳥海山や月山はハッキリ写ってないようです。

それでも素晴らしいビューイング!
ナイスビュー♪です。

このてっぺんからさらに屋上に出られて、そこから何名かの方が……とのことですが、これだけ電磁波を出しまくる電波塔か何本もそそり立っていれば、ノーマルな気持の人間でも多少影響を受けるというもの。

超高所恐怖症がそれに気付かず登ってしまったあたり、おかしいと言えばおかしいです(笑)


ちなみにここでは私の車のネズミ捕りレーダーが反応しまくりで大変でした。(普段滅多に鳴らないセンサーが働く)
やはり相当の電波を出しているものと思われます。


なにかと曰く付きの高館山ですが、風光明媚で歴史的な面でも大変興味深く、暖かくなったら山道を散策してみたいと思わせるところでした。

かえって私のようなアウトサイダーが見ると、地元の方が持つ様々なフィルターがかからない、本来この山が持っている魅力そのものが見えてくるのではないでしょうか。

そんな風に思わせる素敵なところでしたよ!
6番さん!!(笑)
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