水鶴 琴平荘→龍横健→晴天の風その3
Categoryらーめん
本日三麺目は「晴天の風」さんです。

こちらのオーナーである欣ちゃんこと加賀山欣也氏は、ラーメンのみならず様々な料理への造詣が深く、ラーメン屋オーナーと言うよりも、一流料理店店主と言った方が正しく彼を表現しているかと思われます。
自らも大変な美食家ですので、その天才的な味覚でいろんな食材の可能性を探りながら、それを多様にアレンジしつつ、研究に研究を重ねてお客様へ最高の形で提供するという、本当のプロフェッショナルなのです。
本来私のような一塊のラーメン好きオヤジが「欣ちゃん」などと呼んではいけないような存在なのですが、あの愛嬌たっぷり笑顔のご本人を前にすると、どうしても加賀山さんではなく、欣ちゃんと言ってしまうのであります。
それほど彼は魅力的であり、ステキなのであります。
であるからこそ、かような美人の奥様ももらえたのでしょう。

さて、いささか普段あまり人を持ち上げない私が持ち上げすぎたのには少し訳があります(笑)
そうです。我々は大変失礼ながらも三麺目に晴天さんを選んでしまったのであります。
当然ですが我々「ハラヘッテ シニソウダ!」とは言えない状態です。
どっちかと言うと、いや、間違いなく「ハラツエクテ シニソウダ」「ウーッ」なのです(笑)
でもどうしてもこの日発売の煮干わんたんらーめんが食べたいのであります!素晴らしい葛藤です。こういうのをジレンマというのでしょう。
そこで私はツラツケねぐお願いしました。「欣ちゃん、申しわげねす。三麺目なので並は食べられません。小より少なく作ってもらえたりできますか?」って。
ここで、カッケ社長なら迷わず我々にバシルーラ

龍の弘ちゃんなら「おとなしく秋田に帰んな!そこんとこ、ヨロシク!」と言いそうな注文です。

でも欣ちゃんは嫌な顔一つせず、「あー、それならワンタンも5枚のところ3枚にして、麺も半分にして作りましょうか?」ですと(泣)
人間が出来過ぎです。
(誤解なきように言っておきますが、前述のお二人がそうではないと言ってるのではありませんよ!シャレですからね!)
さて!!我々の前に登場した煮干しわんたんらーめん(わがまま盛り)です!




このワンタンの質感は写真だとうまく伝わらないと思われます。
実食した感じでは、酒田ラーメンのワンタンの薄さ(お店にもよりますが)と同じ、いやもしかすればそれより薄いかもしれません。
私のワンタンフェイバリット店・華月のワンタンもかなり薄いですが、そのせいか、餡が皮を突き破って丼の底に沈んでしまうことが多いです。
ところが欣ちゃんが一年も試行錯誤して完成させたというこのワンタンは、どれもしっかりと餡を抱いていました。
まずその技術にびっくり。
そして餡の素材も…。やはり欣ちゃん、タダものではありません(^^)
スープ!煮干の具合は本当に上品です。エグミは全くありません。かなり丁寧に炊かれているものと思われます。
ニボニボ感重視の方には物足りないかもしれませんが、十分ニボの主張はあります。
また、ふと思ったのですが、ワンタンと煮干の組み合わせは、意外と他店にはないと思われます。
これは煮干しとワンタンの両方の素材と具にかなりの自信がないとできない組み合わせだからかと思われます。
両方とも間に合わせのものならば、お客さんにはすぐわかります。
ネーミングだけでは杯数は稼げません。
付け焼き刃は通用しないということです。
だからこそ欣ちゃんが様々な人の意見も取り入れ、試行錯誤しながら、一年以上も手間暇かけて完成させたのでしょう。
自分に妥協しない姿は料理人の鏡と言えますね
さらに晴天さんご自慢のバラチャーシュー。
一回目のコラボで頂きましたが、これがうまくてたまらないんです。
琴平荘さんの厨房内でつまみ食いしたことを思い出してしまいました。
その時の写真(photo by A.K)

同行の健さまはこのチャーシューをベタ褒めでした。
酒田の新店、フライ・カミングの店主に食べさせてあげたい(爆)
お腹はいっぱいでも、美味しくてご満悦なダブルけんさんたち(笑)

やはりご満悦の若者たち二名(笑)

いざ会計の段になりました。
そこで欣ちゃん、またやってくれます。
あえてここでは書きませんが、「たいした量が入ってなかったのでお一人様◯00円で結構です!」って……
欣ちゃん、それじゃ商売にならんでしょう…
私達はみんな正当な支払いをする心づもりでしたので、恐縮を通り越して気の毒にすら思えてしまうのでした。
本当に晴天の風さん、ごちそうさま、そしてありがとうございましたm(._.)m

帰りの車内で誰かが言われました。
「あの加賀山さんて、THE イイひとだすな!」
全くその通りです。その印象は、今回同行頂いた4名の方々の胸にも深く刻み込まれたことと思います。
と、ここまで書いててやはり欣ちゃんを褒め過ぎだということに気がつきました。これでは誉め殺しとも受け取られかねません(笑)
ですから欣ちゃんがFBで友達に公開しているお茶目なお写真を…(問題があればすぐに削除しますよ、欣ちゃん!)

↑の中に一人だけ欣ちゃん以外の方が写っています!さて、どの方でしょう?
と、今回は様々な思い出と感動を頂いた鶴岡遠征でした。
健さま、いつも油代その他もろもろありがとうございますm(._.)m
kenさん、やっと念願叶っての琴平荘中華はいかがだったでしょうか。お気に召しましたら幸甚です。
竹内くん、お初にお目にかかりましたね。同じ水曜日休み、来季もまた遠征しましょうね。琴平中華への感動の言葉が隣にいて聞こえましたよ(^^) お連れした甲斐がありました。
広樹くん、二回目でしたね。遠いところお疲れ様でした。
みなさん、また機会がありましたらご一緒しましょう!


当日のFB投稿の内容
「恒例・水曜日鶴岡遠征、略して水鶴w
本日はらーめん部員合計5名で廻ってまいりました。
一麺目・琴平荘さん
ニ麺目・龍横健さん
三麺目・晴天の風さん
三麺目の晴天の風さんにはコラボの際も散々お世話になっておきながら、なかなか顔を出せず、ずっと心に引っかかっておりました。
ようやくご挨拶できて本当に良かったです。
無理言って少量で作ってもらった上、利益にならないような価格設定にしてくれた加賀山 オーナーに深く感謝ですm(._.)m
バリバリ新メニューの限定煮干しワンタン麺。
煮干しをとことん上品に炊き上げた極上スープの中に、酒田のワンタンよりも薄いんじゃないかと思えるようなフワトロのワンタンが泳ぎます。
しかもその薄皮の中に餡がしっかりと包まれているあたりがプロの技。
相変わらず絶品のチャーシューは言うことなし。
絶妙な茹で加減の麺はやや細縮れで、上質な小麦粉の味と煮干の香りを口一杯に広げてくれます。
完璧な一杯でした!!
ごちそうさま(^^)」

こちらのオーナーである欣ちゃんこと加賀山欣也氏は、ラーメンのみならず様々な料理への造詣が深く、ラーメン屋オーナーと言うよりも、一流料理店店主と言った方が正しく彼を表現しているかと思われます。
自らも大変な美食家ですので、その天才的な味覚でいろんな食材の可能性を探りながら、それを多様にアレンジしつつ、研究に研究を重ねてお客様へ最高の形で提供するという、本当のプロフェッショナルなのです。
本来私のような一塊のラーメン好きオヤジが「欣ちゃん」などと呼んではいけないような存在なのですが、あの愛嬌たっぷり笑顔のご本人を前にすると、どうしても加賀山さんではなく、欣ちゃんと言ってしまうのであります。
それほど彼は魅力的であり、ステキなのであります。
であるからこそ、かような美人の奥様ももらえたのでしょう。

さて、いささか普段あまり人を持ち上げない私が持ち上げすぎたのには少し訳があります(笑)
そうです。我々は大変失礼ながらも三麺目に晴天さんを選んでしまったのであります。
当然ですが我々「ハラヘッテ シニソウダ!」とは言えない状態です。
どっちかと言うと、いや、間違いなく「ハラツエクテ シニソウダ」「ウーッ」なのです(笑)
でもどうしてもこの日発売の煮干わんたんらーめんが食べたいのであります!素晴らしい葛藤です。こういうのをジレンマというのでしょう。
そこで私はツラツケねぐお願いしました。「欣ちゃん、申しわげねす。三麺目なので並は食べられません。小より少なく作ってもらえたりできますか?」って。
ここで、カッケ社長なら迷わず我々にバシルーラ



でも欣ちゃんは嫌な顔一つせず、「あー、それならワンタンも5枚のところ3枚にして、麺も半分にして作りましょうか?」ですと(泣)
人間が出来過ぎです。
(誤解なきように言っておきますが、前述のお二人がそうではないと言ってるのではありませんよ!シャレですからね!)
さて!!我々の前に登場した煮干しわんたんらーめん(わがまま盛り)です!




このワンタンの質感は写真だとうまく伝わらないと思われます。
実食した感じでは、酒田ラーメンのワンタンの薄さ(お店にもよりますが)と同じ、いやもしかすればそれより薄いかもしれません。
私のワンタンフェイバリット店・華月のワンタンもかなり薄いですが、そのせいか、餡が皮を突き破って丼の底に沈んでしまうことが多いです。
ところが欣ちゃんが一年も試行錯誤して完成させたというこのワンタンは、どれもしっかりと餡を抱いていました。
まずその技術にびっくり。
そして餡の素材も…。やはり欣ちゃん、タダものではありません(^^)
スープ!煮干の具合は本当に上品です。エグミは全くありません。かなり丁寧に炊かれているものと思われます。
ニボニボ感重視の方には物足りないかもしれませんが、十分ニボの主張はあります。
また、ふと思ったのですが、ワンタンと煮干の組み合わせは、意外と他店にはないと思われます。
これは煮干しとワンタンの両方の素材と具にかなりの自信がないとできない組み合わせだからかと思われます。
両方とも間に合わせのものならば、お客さんにはすぐわかります。
ネーミングだけでは杯数は稼げません。
付け焼き刃は通用しないということです。
だからこそ欣ちゃんが様々な人の意見も取り入れ、試行錯誤しながら、一年以上も手間暇かけて完成させたのでしょう。
自分に妥協しない姿は料理人の鏡と言えますね

さらに晴天さんご自慢のバラチャーシュー。
一回目のコラボで頂きましたが、これがうまくてたまらないんです。
琴平荘さんの厨房内でつまみ食いしたことを思い出してしまいました。
その時の写真(photo by A.K)

同行の健さまはこのチャーシューをベタ褒めでした。
酒田の新店、フライ・カミングの店主に食べさせてあげたい(爆)
お腹はいっぱいでも、美味しくてご満悦なダブルけんさんたち(笑)

やはりご満悦の若者たち二名(笑)

いざ会計の段になりました。
そこで欣ちゃん、またやってくれます。
あえてここでは書きませんが、「たいした量が入ってなかったのでお一人様◯00円で結構です!」って……

欣ちゃん、それじゃ商売にならんでしょう…
私達はみんな正当な支払いをする心づもりでしたので、恐縮を通り越して気の毒にすら思えてしまうのでした。
本当に晴天の風さん、ごちそうさま、そしてありがとうございましたm(._.)m

帰りの車内で誰かが言われました。
「あの加賀山さんて、THE イイひとだすな!」
全くその通りです。その印象は、今回同行頂いた4名の方々の胸にも深く刻み込まれたことと思います。
と、ここまで書いててやはり欣ちゃんを褒め過ぎだということに気がつきました。これでは誉め殺しとも受け取られかねません(笑)
ですから欣ちゃんがFBで友達に公開しているお茶目なお写真を…(問題があればすぐに削除しますよ、欣ちゃん!)

↑の中に一人だけ欣ちゃん以外の方が写っています!さて、どの方でしょう?
と、今回は様々な思い出と感動を頂いた鶴岡遠征でした。
健さま、いつも油代その他もろもろありがとうございますm(._.)m
kenさん、やっと念願叶っての琴平荘中華はいかがだったでしょうか。お気に召しましたら幸甚です。
竹内くん、お初にお目にかかりましたね。同じ水曜日休み、来季もまた遠征しましょうね。琴平中華への感動の言葉が隣にいて聞こえましたよ(^^) お連れした甲斐がありました。
広樹くん、二回目でしたね。遠いところお疲れ様でした。
みなさん、また機会がありましたらご一緒しましょう!


当日のFB投稿の内容
「恒例・水曜日鶴岡遠征、略して水鶴w
本日はらーめん部員合計5名で廻ってまいりました。
一麺目・琴平荘さん
ニ麺目・龍横健さん
三麺目・晴天の風さん
三麺目の晴天の風さんにはコラボの際も散々お世話になっておきながら、なかなか顔を出せず、ずっと心に引っかかっておりました。
ようやくご挨拶できて本当に良かったです。
無理言って少量で作ってもらった上、利益にならないような価格設定にしてくれた加賀山 オーナーに深く感謝ですm(._.)m
バリバリ新メニューの限定煮干しワンタン麺。
煮干しをとことん上品に炊き上げた極上スープの中に、酒田のワンタンよりも薄いんじゃないかと思えるようなフワトロのワンタンが泳ぎます。
しかもその薄皮の中に餡がしっかりと包まれているあたりがプロの技。
相変わらず絶品のチャーシューは言うことなし。
絶妙な茹で加減の麺はやや細縮れで、上質な小麦粉の味と煮干の香りを口一杯に広げてくれます。
完璧な一杯でした!!
ごちそうさま(^^)」
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