大型自動二輪一発免許チャレンジその6〜7
Category一発免許

さて、早いもので今年も11月になりました。
毎月1回しかない大型二輪一発試験。秋田県は積雪などにより12月から3月の冬季間は二輪の試験がありません。ですからこの11月で決められなければ「残念でした、また来年〜」となってしまうのです。
そうなれば、また一個歳を取るわけで、間違いなく大型へのモチベーションが下がると思われるのです。
ですからなんとしてでも11月までで終わらせたい一発試験。。。。
まずは第5回目までの結果をこの場でご報告いたしました。
ではその続きと結果を書かせていただきますね。
第6回目の試験は10月11日でありました。
天候はバッチリ。これまで一度も悪天候に見舞われなかったことだけは幸いでした。
前回は一本橋での途中落下。しかし自分的には、この"途中"というのに価値があったのです。
(だって4回目まですべて即落下。)
つまり、橋での滞在時間が少しずつではあるものの、伸びてきているからです。
やはり練習は嘘をつかない!!
9月中も大曲中央自動車学校さんで何度か練習させていただき、日毎良い結果を出せるようになってきていたのです。
そしてこの日はこれまでで経験のないコース設定。
初めの段階でクランクがあり、一本橋に向かうまで心に余裕を持つことができます。
もちろんクランクでパイロンに接触したらoutですが、L字、S字ともにこれは昔から自信があります。
問題なくこなしていざ憎っくき一本橋へ!!

ちっくしょう、懲りずにまだ居やがる。
ん・・?
でも何か変?
よく見ると・・・・

言うまでも無いですが、これはイメージですよ(笑)
これまで居座っていた鬼が、一瞬だけですがどいたように見えたのです!!
そしてこの日の試験官はIさんです。発進の合図もバッチリ確認し、視線も橋の入り口に合わせて、いざGO!!
乗るときはある程度SPEEDもつけて。
よし、うまく乗り上げたぞ!!
あとは視線を橋の真ん中→出口へ!!
半クラ、ハンドルも小刻みに揺らしてバランスをとり、フットブレーキを当てながらニーグリップもしっかりと!!
やりました!!ついに6回目にして初めて橋を渡りきることができました!!
(遅すぎだろ!という感想は甘んじてお受けいたします)
これで後に続くスラロームや波状路、急制動などを問題なくこなせば・・もしかして?合格・・・と淡い期待がほんの一瞬だけ脳裏をよぎりますが、まずは慎重に慎重に・・・
・・・とやったのがあとに影響しました(自爆)
6回目にして初めて全コースを走りきった満足感、それにめちゃめちゃな疲労感。
それらを感じていると、試験官のIさんが展望塔から降りてきて今日の判定結果を教えてくれました。
それによると・・・
「佐藤さん、一本橋、ちょっと早すぎたっすね(笑) あと、スラロームは少し時間オーバーで、波状路も・・(苦笑)」
「次回で決めましょう!!」
つまりは、今回も不合格ということで・・・・(泣)
7回目の予約を入れる際、Iさんに聞いてみました。
「今回一本橋何秒でした?」
するとなんとわたくし、6.5秒で駆け抜けたそうです(爆)
そりゃその時点で20点の減点です。
スラロームや波状路でタイム的にダメだったら間違いなく合算30点以上の減点になりますわな(笑)
それでもこの結果は大いに自信になりました!!
なんてったって、あの憎っくき一本橋を渡りきることが叶ったのですからね!!
次回の予約日は、11月6日。例年であれば初雪が降ってもおかしくない頃合いです。
それまでまた練習ですね!!
しかし、秋田の気候はどんどん冬が近づいてます。
練習できる時間も限られるようになってきました。
大曲中央自動車学校さんで最終練習と予約・決めていた11月4日は、午前中から大雨。残念ではありましたが安全面を考慮し、この日の練習は泣く泣く中止・・・
でも天は我を見捨てませんでした。
翌5日。快晴でした!!
しかも試験の前日です。
そしてなんとCB1300に乗っている息子が、この日なら私の練習に協力できるとの連絡!!
これまで何度か練習に協力してきてくれた息子の情けを得て、本当にlast chanceの到来か!!
練習場所は明かせませんが、決して法は犯してない所にて1時間ほどの練習、と言うよりも大型バイクに慣れるって感じの調整でした。
息子にはスラローム(に見立てたペットボトル)と、一本橋に見立てた白線上でのタイムを測ってもらいました。
これで最終的な自信が付いたと言っても過言ではないでしょう。

そして翌日、恐らく泣いても笑っても今年度最後の一発試験の日を迎えました。
私はよく周りの人から「緊張するような人には見えないけど(笑)」と言われることが多いのですが、決してそんなことはありませんよ。
実はめっちゃ緊張シーなのです。
なのでこの日だけはちょっと気持ちを抑えるお薬を2錠飲みましたよ。
と言っても普段飲んでいる動悸を抑えるお薬です。(いつもは1錠)
これを飲むと筋弛緩にもなり、余計な力も抜けてくれるのです。
そんな薬もちょうど効いてくる時間になり、コースへと向かいます。
そこには前回一緒に試験を受けた青年が既に待機しておりました。
二回も一緒になった彼については、書きたいことがめちゃあるのですが残念ながらここでは書けません。
順番は私の方が先でした。
コース設定は・・・またしても一本橋が先に来る苦手パターン。
でも試験官は・・よし、Iさんだ。
この日、一番恐れていたのは前回の一本橋通過が単なるまぐれであり、今回はいつものように落下→絶望という流れでした。
もしそうなった場合は、おとなしくこれまで散々お世話になった大曲中央自動車学校さんへ入校・・・と、マジで考えていました。
それがいい大人の辿る道だろうと。。。
まさにこれは私にとっての「背水之陣」
もう後戻りはできません。
前に進むのみです!!
スタートしてほどなく、15mの難関が訪れますが、やはり昨日のCB1300の取り回しが効きました!!
それに、橋の向こうには、なんと「ちあきなおみ」さんが!!(爆)

さすがに古すぎて誰もウケませんね?(自爆)
でも私には一瞬だけですが見えたのです。ちあきさんが(爆)
ちあきと言っても「みのる」のほうじゃないですよ (核爆)
秋田県旧八竜町出身の「友川かずき」さんが作った「夜へ急ぐ人」(知らない人はググりましょう)のちあきさんが手招きしてくれたのです。おいでおいでと(ほんまかいな)
ちあきさんのおかげもあって(笑)、なんと今回も一本橋を無事に通過!!
感覚的には前回よりは時間を稼げたような実感が!!
そこからはまるで憑物が落ちたかのようにすいすいと課題をこなすことができました!!
スラロームもCB1300に比べたらヒョイヒョイてな感じです。
ちょっと波状路ではバランスを崩しそうになりましたが、どうにか走りきり、急制動もビダっと止まれましたよ。
今回は自分でも手応えあり!!です!!
そして私の後に走る若い子の試験を待って、いざ二人で今日の講評を聞きます。
すると・・・
Iさんの口から・・・
「お二人とも上手に走っておられましたよ(^^) まだこの場では言えませんけど、発表を楽しみに待ってくださいね。これからも安全に走ってくださいね(^^)」
という、ほぼ合格内定のような勅(みことのり)が〜〜〜〜!!
その場にて思わず二人でハグです!!(笑)
でもですねえ。。
そのハグした彼は、前々回O試験官さんからほぼ100%合格のような言葉をもらいながらも、最終的に掲示板には番号が出なかったらしく、まだぬか喜びはしないぞ!!といった雰囲気を全身から出しているのでした。
そんな彼の親でもおかしくない年齢の私はというと、もうここまで来てIさんの性格もわかってきているし、少しだけこういう時の大人の判断の下し方をわかっているお年頃なので、楽観的に発表を待つのでありました(笑)
そして待つこと約一時間。
運命の発表の時。。。。。

おっと、これは前日の写真だ(笑)

もう確信犯(爆)
38年前に我らが阪神タイガースが日本一になった、まさにその年に私は中免を取りました。
それから早38年。この日一緒に試験を受けた彼が生まれる1年前ですよ(苦笑)
長いことバイクから離れ、三年前からPHAZERをレストアして再びバイク熱が再燃。
息子に先に越された大型二輪免許。それらがモチベーションとなって今回の結末となりました。
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何事もChallengeするのに年齢の限界なし!!
今回の経験を通じて、身を以てその1Challengeを証明できたかなと、ほんのわずかですが自負しております。
兎にも角にも、この度の合格には様々な方々からのご支援、ご協力、応援があってこそのものだと全身全霊を以て感じております。
殊に、私のようなものに対しまして快く施設をお貸しくださいました「大曲中央自動車学校」のT村さまには心より感謝申し上げる次第です。
ここに断言します。
これから普通免許、バイク免許、その他各種免許を取得したいとお思いの方、ぜひともここ「大曲中央自動車学校」に通われることをおすすめ申し上げます。
これにて大型二輪免許一発試験物語はジ・エンドとなりますが、実は当方、まだ大型二輪そのものを持ってません(笑)
なのでこれからは「果たして大型バイクを買うのか?」というテーマで連載は続く可能性があるかもです!!
全く期待は乞いませんが、引き続きこのBLOGをお読み頂けましたら幸甚です。
みなさま、本当に本当にありがとうございました!!!!!

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