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大型自動二輪一発免許チャレンジその3~5(爆)

Category一発免許


2回目を失敗してから毎月1回ずつ予約を入れ、ついに9月まで来てしまいましたよ(大汗)

そして笑えることに、3,4,5回目の全てが「一本橋」からの落下というお決まりの構図。

もう5回目で落ちた時は、我が身の加齢を考えこのまま受け続けても一生橋を渡り切れないのではなかろうかと、酷く悩みました。

だって、一緒に受ける若い子たちは何の苦労もなくゆっくりと渡りきってましたから…

私の落ち込みと焦燥感は試験を受けるたびに増していくのでありました。

これは経験した人じゃないとわからない苦しみだと思います。


でも、ここで諦めたらこれまでの5回のチャレンジが水の泡。



3回目の失敗あたりから、何か具体的に橋を攻略する方法を考えなくてはと思うに至りました。

もちのろん、YouTubeなどの動画サイトには様々なアドバイスがあり、自分が18歳の頃では考えられないほどの体験談や練習法などがあるのでことごとくガン見しました。

なかでも現役教習所指導員の方や、60歳すぎてから二輪に合格した人のアドバイスは嬉しかったですね… これなら自分でもできるのでは?と前向きな気持ちにさせていただきました。

↓特に参考にさせていただいた動画(感謝)





駄菓子菓子(爆)、動画を見ているだけでは「砂上の楼閣」状態なわけで、実際に「橋」を使うかもしくは似たようなものを使って練習しないと意味がありません。


しかし、実際にあの橋の模型を作るとなると大変なお金と労力がかかります。

なにしろ長さが15m、幅30cmの大きさです。

一瞬、スーパーで無料でもらえるダンボールで作ってみようかとか、ホームセンターにあるU字溝の金属蓋などを考えましたが、ダンボールは作って作れないことはなくても、分割した上、車でないと運べません。従って同行者なしでは練習できませんよね。それに先述の長さに加えて厚さ5cmの橋を作らねばならないのです。相当量の接着剤なども必要となります。

そうこうと頭の中で創作しているうちに気持ちが萎えました(笑)

U字溝の蓋に至っては、ちょうど良い30cm幅のものが売ってありましたが、これを15m分揃えるとなると教習所に通うよりお金が掛かるので本末転倒(自爆) だいたいもし受かったらその後何に使うんだ?(笑)

いやー、困った。本当に困ったぁ(笠智衆御前様爆)

何か他の材料を使って作れないものか、もしくは何か代用品がないものか。
ない頭で必死に考え、そして町中を探しましたね。


すると!東大元駿台暮らし…違った、灯台下暗し!(爆)

いつも練習する陸上競技場の駐車場に、ちょうど幅30cm、長さ15mのコンクリート蓋付きの側溝があるではありませんか!





最後は桜の枝にぶちあたあることになりますが(笑)



これを利用させてもらわない手はありませんね!

もちろん乗り口と降り口に5cmの段差はありませんからあくまでもバランス感覚を磨く練習となりますが、これは効果ありました!



ついでに8の字走行や急制動、狭路転回など様々なことが練習できる駐車場で大助かり。

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練習の〆は、別の側溝蓋をひたすら下り200mくらいバランスを磨く練習です。これらを次の試験まで週一くらいで練習する日々。




そんなわけで前回よりは技術も自信もつけて向かった第4回試験。

が、今回のコース設定も、一本橋がかなり早めに回ってくるパターン。一番緊張するコースです(汗)

もう橋の手前に来ると自分の体が拒絶反応を起こしているのがわかります。



おそらくガチガチで視線も手前だけ見ているのでしょう(本人は遠くを見ているつもりでも)

さて合図をもらっていざ発進!

ちょっと勢いよく乗り上げました!
よし!!行ける!

と思ったのは一瞬だけ。またしても前輪が橋をずり落ちてしまうのでありました。

しかも今回は初めて左側に…

おそらく走った距離も両輪が乗ってすぐ落ちたという感じなので、ほんの数メートルでしょう。


あれだけ練習してもダメなのか…


数分で4,050円がパーorz


もはや絶望の二文字しか頭にありませんでした…

失意のまま、また次回(5回目)を予約、"もう予約なんてしないでこのまま大人しく教習所に行けよ!"という妥協の悪魔の囁きが頭の中で連呼してきます。

それでも自分は何がなんでも一発で取りたい。

この気持ちだけは最後まで揺らぎませんでした。


そんな時、酷暑となった今年の夏のある日。

ある素晴らしい情報が舞い込んできました。

なんでも、大曲中央自動車学校という教習所では休校日にコースを開放してくださっているとのこと。

それには二輪の課題走行も可能だということで、まさに渡りに船!!


嘘か真か、すぐさま事実を確認して、管理職のTさんから許可をもらい、FZ250フェーザーで練習へ行きました!!







この一本橋とスラロームを午前中の2時間自由に使って良いのです。

これほどありがたいことはないじゃないですか!!

本当に大曲中央自動車学校さんは神対応です!

休校日の度に練習させてもらい、視線の位置、バランスの取り方、時間の稼ぎ方、またはスラロームの時間の短縮、波状路のコツまで全て練習させていただきました!

2時間という約束の元、滝汗を流しながらひたすら練習です。

すると何回か通っているうちに、ほぼ100%の確率で橋を渡れるようになってきたのです!

時間は8~9秒ほど掛かってしまいますが、減点ならば落ちて即中止よりよっぽどマシ。

スラロームでの視線と体重移動のコツも掴めてきました。

そして向かった9月19日、第5回

コース設定はまたしても一本橋が早めに回ってくるパターン(ちなみに秋田県免許センターの大型二輪のコース設定は3パターンあるそうです)

あぁ、最悪…テンションだだ下がりorz

担当試験官は若いOさん。

この方もとても物腰が柔らかくて、優しい方なのですが、あまり自分の試験担当に当たったことがないので、やや緊張が高まります。

そしてまた一本橋前に立つ私。

またまたド緊張してたんでしょうね。

GOサインが出る前に勝手に発進してしまいましたよ(爆)

そして、、橋の半分ほどは渡ることができましたが、やはり途中で再・再・再・再・再度の落下…(号泣)

もはや絶望を超えて、暗黒の闇の中に叩き落とされた気がしました…

あの暑い中の何度も何度も繰り返した練習の成果が出てないではないか!!
フェーザーなら絶対に渡れるのに!
教習車のCB750を恨みましたよ(普段乗りの方、ごめんなさい笑)

やはり乗り慣れてないアップハンドルだと荷重が違って、どうしてもニーグリップと上手くできない…

結局悔しさは全て自分の不甲斐なさへと向かいます。

いまさらながら大型は若い時に取っておくべきだったと深く後悔しても先に立たず。


しかし、私はここで一連の失敗の一要因ではないかということに気づくのです。




それは…『眼』です。My eyesです。

実はここ数年、自分の左目の画角がおかしくなってきているのです。

右目はものが正しく平行に見えるのに対し、左目は両端の画角がおかしいのです。

右目をつむり、左目だけで車を運転などすると、目眩がするほどなのです。

字面ではわかりづらいですね。

図に表すとこんな感じです。



これはわかりやすいように少しデフォルメしていますが、概ねこのような感じに見えるのです。

これが原因でバランス感覚がおかしくなっているなら、まずは眼科が先といことで、かかりつけ病院の眼科に行ってみました。
生涯で2度目の眼科です。



二回に渡り精密検査してもらった結果、やはり左目は眼球が若干回転しているとのこと。

ただこれは目の筋肉の問題なので、治療するとなると手術、しかも都内の病院まで行かないとならんとのことで、もちろんそのオファーは丁寧に却下。

メガネによる補正も無理とのことで、どうやら生涯この傾きと付き合っていかねばならぬようです(泣)

兎にも角にも目に異常こそあれ、橋をゆっくりまっすぐ渡れば合格はグッと近づいてくるわけです。

ここは気持ちを切り替えることにしました!

ただあれだけ練習ではうまくできるようになった一本橋が、本番でダメということはやはりメンタル面で負けている証拠に他なりません!

その辺を親友の元白バイライダーからも指摘されます。

彼からは昨年からずっと技術的、精神的に支えてもらっています。私にとって感謝しか無い男です。



彼のおかげで免許センターの試験官の人たちとも良い雰囲気で世間話ができたので、本来であれば私は一般の方よりもずっと気楽に試験を受けられているはずなのです。

親友白バイライダーは試験官のIさんとともに白バイの全国大会にも出ていることも聞いていたので「このブーツはF(親友)から借りたんですよ。だから早めに受かって返さなければ(笑)」なんて言ってお互い笑い合ったり。

いい加減にこの親友とIさんに良いところを見せなくては私も男じゃありません。

悩む暇があったら練習です。

その後も大曲へ通い。練習させて頂くこと数度。



10月11日、6度目のチャレンジ!

そしてついに…

何があったのでしょう…(笑)

まだ期待しないで次を待ってください(爆)
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