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由利本荘市御門町 新店 福麺

Categoryらーめん


いつの間にか市内に新店がコソッとオープンしてました。

いや、自分の情報収集力不足ですね…



場所は市民なら皆知っているであろう「鶴舞温泉」の斜向かい。

以前長いこと電材屋さんだったところの一角です。

昭和45~49年くらいだったか、我が家はここの隣にて借家住まい。両親は紳士服仕立て業を営んでおりました。その名は「テーラー林平

林平とは母方の大先祖様のお名前で、東由利玉米地区ではある程度名の通った屋号でありました(もはや知る人もいまい…)

幼かった私はこの借家と、この度オープンした「福麺」さんが立つ土地の間に流れるで遊ぶのが大好きでありました。

なぜならば、その堰にはいつも温水が流れていたからであります。

当時は鶴舞温泉なんていうオサレな名前ではなく「国民宿舎・観月荘」、地元民はみな「ヘルスセンター」と呼んだものです。

その当時の写真を探してみましたが、家の中はもちろん、ネットでも見つけることができませんでした(残念)

今もそうですが、当時のヘルスセンターも大盛況で、主に高齢者の方が多く利用していたと思います。

そのヘルスセンターから廃湯?として流されてくる温泉の堰で小学校低学年だった私は一人足湯をしたり、ダムを作ったりして遊んでいるのでありました。

なにぶん一人っ子。

近所の友達と遊べる時は良いのですが、大抵は一人で遊びを考えなくてはいけません。

他にも鶴舞(本荘)公園の階段のところで「油石」を探してコレクションするなど、非常~に地味に遊びをした記憶があります。

何が楽しかったのかは今となっては不明ですが、遊んでいる間に既出の「残飯集め」のサダシが通ったり、水飴売りのおじさんが来たりと、人の往来は今よりも多かったと思われます。

そんな想い出深い土地に、まさかラーメン屋さんができるとは、なんとも感慨深い(笑)




午後12時頃暖簾をくぐります。

休日ということもあり、なかなかの入客。



入店してすぐ小上がり席が空いているようだったので座ろうとしますが、従業員のオネイサンから「あ、お待ちのお客様がいらっしゃるんで!」と言われます。店内を見渡しますと、入り口すぐ右側に待ち席がありまして、そこに二名の方が確かに待っておられました。

あそこは死角でわからないよ~(苦笑)

つーか、やはり開店したてのお店はどうしてもオペが…ね…

食べ終わった丼が何個もそのままで片付けられていないのでありました。

しばらく待ってその小上がり席に通されました。







初訪デフォ。

中華そば並750円 硬め。

オネイサンに「硬めで」と伝えると、厨房の大将に「硬め、できる?」と伺い立てております(汗)

なんだなんだ?もしかしてオレが硬め頼んだの初めての客か?

一瞬不安がよぎりますが、大将が「うん」と返答。こと無くして硬めで提供されました(安藤忠雄)



ブラックですね~



麺は…

もんちゃんとこを別とすれば、他にこんな太縮れ麺を出す店は無いですね~。

硬めにしたおかげで、めちゃ良い感じの啜り具合と食感ですよ!

スープにはほんのわずかですが、背脂も浮いてます。

肝心のスープは、チャーシューの煮出したものと煮干し系の良い風味が相まって良い感じ。

少し係長の上が入っているようです。

唇と上顎が微妙に反応しました。


それでも塩味もちょうど良く、飲み続けられるスープ。

大将は間違いなく庄内のラーメンに影響を受けていると思われます。

チャーシューも高評価。

端っこが入っていたことに特に好感が持てます!

これなら次はチャーシュー増しに決定!

メンマは既製品かな?

海苔、これがマイ・フェイバリットの「味の三平」と同じタイプで、スープに浸っているうちに溶けてしまうもの。

賛否あると思いますが、三平の味噌には合うと思うのですが、この醤油スープと麺にはもったいない!

麺を包んで食べたいじゃないですか!

この点だけは惜しかったですが、総じてなかなかのものでしたよ!

原材料に何を使っているのか、特に醤油は本荘産なら明記すべきですし、麺も自家製麺とのことですので、何に拘っているのかチラッとでもメニューなどに書いてもらえたら嬉しいかなと…

元々本荘の人は細麺で育ってきました。

この太麺がどこまでその細麺好き人間の牙城を崩していくものか、今後が楽しみなお店の出現となりました。

楽しみ楽しみ!
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