高級デパ中華と町中華な一日(奇跡な一日)
Category大人の休日倶楽部

都内の外れ(失礼)ではありますが昔から栄えている「町田市」にやってまいりました。
寝ぐらの蒲田からは横浜線使って小一時間でとうちゃこであります。
実はこの写真を撮る前に、原町田の商店街をグルグルと何度も回っておりました。
35年前との変貌ぶりの凄さに、まるで気分はタイムマシーンに乗った人…
その辺をホバーボードで飛んでいる若者や、ビフみたいなチンピラ一味がいないか確認しました(ウソdeath)
35年前にあったお店はほぼ皆無でしたが、町田らしい乾物屋さんや、仲見世商店街などは今も健在で嬉しくなります。

まさかこんな薄暗い商店街のはずれにカレーの超有名店があったりして、本当に町田は面白い街です。
さてこの日はしばらくぶりで会う従妹夫婦とお昼の約束をしていました。
冒頭の写真はその待ち合わせ場所のJR町田駅の出口広場。
ここも昔から変わっていません。
on timeで二人と合流し、ランチ会場へ招かれます。
目の前の東急デパートの最上階のお店でした。

「大連餃子基地ダリアン」というお店でした。
私も招いて頂いたた2人の結婚式からもう15年も経ったと聞いて驚きます。

その時は従妹の父、すなわち私の叔父も元気であり、兄のような従兄もバリバリ元気な時代でした。
その2人も既に世に無く、従妹と話し込むにつれ時代の流れをつくづく感じました。
さて、従妹夫妻もそれなりにお酒が好きということで、本荘から持参した「美酒の設計」と「月山ワイン」をおみやげにプレゼント。
お口にあってくれたら良いなぁと願いつつ、厳重梱包して本荘からキャリーバッグごと引きずってきました(笑)
「あつみのかりんとう」はこの日同席できなかった叔母さまに。
秋田土産といえばそれくらいしかありませんからね(核失礼自爆)
従妹たちからも横浜の素敵なスイーツをいただき、かえって恐縮…


ビールで乾杯しながら小籠包や餃子などをつまみに、私はいつものウーロンハイなどを。

従妹夫妻はお酒は週末に嗜む程度の愛飲家なので、私のような電車内から呑み始める呑助は信じられないかもしれませんね。
で、このほかにも様々注文する二人なのですが、私は意外と人との会食時には食べないこととしているので、チャーハンも一口程度に。
食べる時はガッツリ食べるのですが、どうしても会話がメインな席では食べられない性格というか、変な習癖持ちなのです。
その代わり呑みますけど(爆)
2時間弱の滞在でしたが、昔話に花が咲きまくるし、コロナ禍明けの今後についても語り合えたし、旦那さんの研究分野(実は彼は超有名工業大学の助教授)の専門的な話を伺ったりして、非常に濃密なお昼となりました。
なによりも従妹夫妻が結婚当時の15年前と全く変わらなかったことに驚いてしまいました。
最後は旦那さんに会計を済まされてしまい、もうこっちはやられっぱなしorz
秋田に来た時にキッチリとお返しさせて頂くことを約束し、店を出ます。

36年前にしばらくバイトしていた「大丸BeMe」方向のデパートを指差す私であります。
もう大丸も撤退し、別のデパート(MODI)になっていました(泣)
最後に3人でパチリ!

「遠くの親類より近くの他人」とも云いますが、やはり遠くに住んでいても血縁とは良いものです。
来年こそ必ず「雪の茅舎」買い付けツアーに来てくれよ!(笑)
ほんとうにご馳走様でした!(激感謝!)
二人と分かれたあとは、一人でまた町田繁華街をブラつきます。
少し入った酒のせいで、次なる肴を目指してしまうのです(吉田類か!)
ところが、かつて毎日のように歩いていた原町田中を巡り歩きますが、どこに行ってもあるのは居酒屋チェーンのような店ばかり。
一軒たりとも私の興味をそそる店がありませんでした。まぁ日曜の昼過ぎの早い時間でしたからね(苦笑)
仕方なくコンビニで缶チューハイを買って、広場で路上パフォーマンスなどを見ながら飲むことで自らの酒欲を抑え込みます。
それでもやはり酒欲が抑えきれ無くなった私は、かつて東急デパートの真下付近にあった焼き鳥屋さん付近に行ってみます(絶対再開発で無くなったとは思ってた)が、本当に跡形もなくなっており、一抹の寂しさを禁じ得ませんでした。
その焼き鳥屋さんは、生まれて初めて「レバ刺し」をご馳走になったお店でした。
当時やっていたバイト「遺跡発掘調査」(いつぞやの記事で既出)の仲間のおじさんとおばさんに連れてこられたと記憶しています。
店名もすっかり忘れてしまいましたが、20歳になったばかりの自分には強烈なお店でした(そこから小田急町田駅前にある居酒屋に流れるのが常でした)
もちろんその二次会のお店もどこだったか思い出せませんでした。
他にも、週末の夜に通ったバンドの練習スタジオや、その隣で仲間と将来を語ったファーストキッチンも無くなっていました・・・
昔の記憶を辿りに辿って歩き続けてみましたが、完全に街は様変わり。。
もうこの町田を訪れることはないだろうな…と、しんみり心の片隅に決意するのでした。
(これにて憑物落とし完了!!)
ちなみに、激安スーパーでよく通った「トポス」はその後何代も入居者を変え、現在では大手電機屋チェーンになっていましたね…
店の外壁に昔の面影は全くありませんでしたが、商店街側からの入り口が下り階段になっている特殊構造のおかげですぐに思い出せました。
おっと、こんなマニアックな話をしていてもしょうがありませんね。
ただ最後に町田といえば、やはりあの中華の名店「瓔珞」(ようらく)さんがとうの昔に無くなっていたことも悲しいできごとの一つです。
大勢のオネイサンたちが「コーテル~!リャンガー~!」などと、まるで呪文のように叫ぶ店内。
なんのことはない「餃子2人前~」だとわかったのは、通ってから3回目くらいの時(笑)
(餃子の王将でも同じようにコールするらしいですね。)
そして瓔珞さんではそのオーダーコールに対して、厨房内のおじさんたちが「あーー(長め)ーーい!!」と答えるやりとりが、客として聞いていて楽しかった記憶があります・・・・。
というわけで、自分の町田史語りはこれにて永遠に終了です。
隣駅の成瀬では、年末に「オグリキャップだー_!!」というラジオを聴きながら宅配便のバイトもしたことがありますが、それを話したらこのブログは次へ続かなくなるため、涙をもって割愛します(笑)
さらにその隣駅の「長津田」には現在FBでお友達になっているウェイトリフティングの第一人者Y.Sさんという方もお住まいですが、以上の理由につき、ごめんね!ごめんね!(笑)
かくなる理由で早めに町田を後にし、一旦寝ぐらへ戻ります。
少し休憩したのち向かった先は北千住!!
蒲田は便利なところです。
町田とは真逆の方向の足立は北千住までも1時間掛かりません。
それにしてもキレイな街になりましたなぁ。
宮部みゆきの小説(理由)を昔読んだことがありますが、我々がここを乗換駅として使っていたときは、めちゃゲロ臭い駅でしたけども(爆)

あっ!北千住にも成城石井がある!(吃驚)
ここで待ち合わせしたのは、このブログでも何度か登場いただいている親友の花形充くんです(爆)

仕事終わりの疲れた身体でわざわざ会いに来てくれました。
そんでもって二人でバスに乗り向かった先は…

足立区関原(これは帰りに撮った写真)
そうです。数回前のブログに認(したた)めた「熊ぼっこ」さんへの二人とも36年ぶりの再訪です!!!

価格をよーく見てくださいね。
我々が通っていた頃から時間が止まっているかのようです。

おっかなびっくり中を除く花形くんです(笑)
そして引き戸を開けてびっくり。
中はほぼ満席でありました!
小上がりに団体さん、カウンターに常連さんみたいな感じで、我々二人はギリで座れました!
運良く座れた二人はまずご覧の通りの気道確保からの洗浄開始(玉爆)


一杯目の洗浄後、花形くん、何て言ったっけ(忘爆)
自分は心の中で「まずは咳払いして(関原爆) かーっ!!! 36年ぶり!!二代目、バンザイ!!」
そうなのです。熊ぼっこさんは、我々が通っていた当時のオヤジさんはご逝去され、その息子さんが跡目を継いでいたのであります。
だからこうして36年ぶりに二人で再訪できたわけです(泣)
何やら小上がりの団体さんが飲み会で忙しく、なかなか店主さんとその奥様らしき人に話を切り出せません。
その間に頭上のメニュー表などパシャリ。

写真右端に写っている方が二代目です。初代と同じ赤ティーを着ておられます。年代は我々とほぼ同年代か?

緑のタオルを頭に巻いておられる方が奥様(多分)です。
さてさて、麺類の値段を見てください。
もともと味噌ラーメンが売りのお店でした。
若干他のメニューで修正された跡は見受けられますが、それでも今このご時世で味噌ラーメンが400円て・・・・(嬉泣)
とりあえずタイミングを見計らって奥様(多分)に注文をお願いします。
花形君・餃子
私・カツフライ
二人・ネギチャーシューのハーフ
それに数本のビアです。
先に申しましたように、店内大忙しでしたが提供は早かったです(流石)

お昼に頂いた高級羽つき餃子とは違ったオーソドックスな町中華の餃子ですが、懐かしさが込み上げてくる味です。
ネギチャーシューもハーフとは思えない量で、二人でも十分でした。めちゃうま!!

そしてこれ!!
トンカツじゃないですよ、カツフライです(笑)
ハムカツじゃないですよ、ハムフライですみたいな(爆)
当時の自分の贅沢品でした。
これとごはんセットで「カツライス」と云ったはずなんですが、現在はカツフライライスとなっていました。
記憶違いかなあぁ・・
昔はもう少し薄くて、しかもソースが始めから乗っかていたような記憶もあるのですが、そのへんは忙しそうで聞けず。
でもたっぷり辛子は昔のママ、きゅうりのパパ(爆)
いやー、懐かしいです。懐かしすぎます!!
少し店内の忙しさも落ち着き始めた頃、ついに我々の正体を話す時が来ます(大袈裟爆)
まずは奥様(多分)に話しかけてみます。
「私達、実は36年前ほどにすぐ近くのアパートに住んでて、当時よく二人でこちらに通ったんですよ!・・・」
まだ向こうの反応は薄いです・・・そりゃそうだ、長年営業していたらそんな客いっぱいだろう。。
「当時のオヤジさんと同じ格好してますね、大将。もしかして息子さんなんですか・・?」
すると奥様(多分)が
「はい、そうなんですよ。先代は数年前に亡くなってしまいまして・・・」
我々「えっ・・」としばし絶句。
もしご存命でも80歳はゆうに過ぎておられたでしょうから、致し方ありません・・
それでもこうやって二代目が継いでくれたお蔭で我々は来ることが出来たわけで。。
「ちなみに・・(あなたは) 奥様ですか?」
と、ここで初めて御本人に切り出してみます。(本当は大将に直接話したかったものの、なにしろ料理を作るのに大忙し。とても話せる状況ではないのでありました)
すると・・・「はい、そうです!」と。やはり。うんうん。
そこからは話が早いです。
"その後花形くんは結婚を機に近くのアパートから引っ越し、私は地元の秋田に帰りました"・・くらいまでは話したでしょうか。
どことなく奥様も話し続けたいようでしたが、また忙しくなってきたので一旦話はここでストップ。
我々はちょうど放送中だったWCコスタリカ戦に見入ります。
しかし負けの雰囲気満載の試合っぷりにやはり話題は昔話に。
昔ここの隣はセブンイレブンだった、いや違うだの、北千住の駅前の雰囲気が変わりすぎだのどうのこうのと。
しばしして、コスタリカ戦もやはり負け戦で終了した頃、やっとお店も空いてきて、奥様の方から我々に話しに来られました。
「あの、さっき、秋田というお話でしたけれど、私の両親も秋田出身なんですよ・・」と。
第一種ビックリ遭遇ですよ(第一次だと思ってたけど、一種みたいね)
なぜこの場で秋田県人を両親に持つ娘さんと話ができるのか。。。
まさに謂わば秋田二世ですよね(驚)
「いやー、偶然てあるもんなんですね。で、ご両親は秋田のどちらですか?」と私。
すると・・・・
「現在は由利本荘市といっているところですが、本荘市です・・・」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「な、な、な、なんですとぉ~!!!」
私の驚きが少しでも伝わりますでしょうか。
これが第二種ビックリ遭遇です(爆)
「私もその本荘なんですよ!! ちなみに、ご両親は本荘のどこですか??」
「ちょっと待ってくださいね。えーと、よく小さい頃連れられて行ったのが、近くにあるイボ取り地蔵でした・・・あと、温泉施設にも良く行きましたよ」
という具体的なことを言われるのですが、イボ取り地蔵で悩んでしまいます。
ここでスマホを取り出し、ググってはいけません。
酔った自分の脳みそをフル活用し、推測し考え抜くことが大事です(イミフ)
待てよ、そういえば義姉もイボ取り地蔵に行ったことがあるとかみさんが言っていた。。。近くに温泉施設・・・・となれば・・・・
「旧大内町」
が、本荘市と言っていた。。大内なら大内と言うはず。
うーむ、難しい問題だ。。。
旧本荘市内で、近くに地蔵様と温泉。。そうか、あそこか?
と激考え中に奥様が来て
「内黒瀬だそうです~♫」
といきなり正解発表を(爆)
しかし、それを聞いて完全に納得した私でありました。
たぶんご両親に電話かLINEでもして聞いてくださったのでしょう。
内黒瀬とは確かに本荘市と大内町の境に位置し、国道105号線沿いにある集落です。
まさかそこ出身の方の娘さんとこうして足立の、しかも思い出の詰まった町中華屋さんで話せるのですから不思議です。
世間は狭いとはよく言ったものです。
たまらず嬉しくなった私は、さっき花形くんに手渡した本荘土産の「本荘うどん一等品」を1把返してもらい(爆)、
それを奥さんにプレゼントしたのでありました (核爆)
もちろん花形君もこの経緯に感動し、喜んで贈呈してくれたのでありました。
「奥さん!! 大将!! 必ずまた来るからその時もっとゆっくり話しましょう!! 金萬っていう秋田のお菓子、持ってくるから!!」
と約束し、大コーフンのまま我々は店を出たのでありました。
おっと忘れた!! やはり酔ってブログを書いてはいけませんよ。
肝心の締めラーの画像を忘れてしまいましたよ!!
ほい!!

具はモヤシのみ!!
実に潔い丼顔ではありませんか!! (ラーショと同じと言ってはいけませんよ)
400円だからそんなもんだろう?と侮ってはいけません!!
多少思い入れは含まれるにせよ、この味噌ラーメンは最高です!!
懐かしすぎて涙の塩分と旨味も足され、絶品の味噌ラーメンでありました!!(泣)
大将が満面の笑顔で我々を送り出してくれたことを私と花形くんは一生忘れないでしょう!!
つか、来年1月、また絶対に来るぞ~金萬持って(爆)

その花形くんと私と数ヶ月?過ごしたアパートに立ち寄ってみることにしました。
彼にとっても36年ぶりの再訪です。
殆ど変わらぬ姿でそれは存在しておりました。

思わず「ピンポンダッシュ」したくなりますが50代後半のおっさんたちにそんな悪戯できるわけありません。いや、捕まります(爆)
お互い思い出を胸にしまい込んで北千住へ戻ります。

何処の店で呑んだのかさっぱり覚えていませんが(毎度)、たまたま入ったお店の壁にこんなメニューが・・・

これを頼まずしてなんのメニューを頼もう。
でもちょっと怖い我々(笑)
店員のオニイチャンにどんな飲み物か聞いてみます。
すると「トマトジュースハイにタバスコ入れてます」みたいなお返事。
うんうん。やはりアントンならタバスコだよね。二人で大いに納得。

その後、アントンリブやら高校時代のプロレス観戦の話などで盛り上がりますが、花形くんも仕事の疲れが見て取れたので、早めのお開きということで。
いやはや、お互いもう若いとは言えない身体で、こうして仕事を終えて駆けつけてくれ、しかも遅くまで付き合ってくれれてありがとう!!
もう完全に自分は憑き物を落とすことが出来たよ!!
でも「熊ぼっこ」さんにはもう一回は行こうな!!
というわけで、コスタリカ戦には負けてしまったし、第三種ビックリ遭遇はありませんでしたが(笑)、町田といい足立といい、なんとも清々しい一日なのでありました。
はたして明日は起きられるのだろうか(自爆)
いや、その前に蒲田にたどり着けるものか? (核爆)
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