下田市 ペリーロードを歩く
Category大人の休日倶楽部

魚どんやのオネイサンの話によると、ここからペリーロード(後述)までは歩いても10分ほどということでしたので、一切の交通機関は使わずon footで向かってみます。
電車を降りたときよりほんの少しだけ酔いが回っているようですが、歩いているうちに醒めるといういつものパターンです(笑)

稲生沢川(いのうざわがわ)より臨む太平洋側方面です。
目指すペリーロードはこの方向にあります。
途中の公衆トイレにはこんな張り紙もあります(笑)

で、そのペリーロードとは何か。
おそらくペリーさん自体は小学・中学で歴史を習った人ならほぼ100%の認識率のアメリカ人だと思いますが、ロードが付くと一気にその認識率は下がると思います。
かく言う私も下田市について調べてみるまで全く存じ上げず・・(恥)
で、以下、下田市のHPより抜粋。。
ペリーロード
幕末、黒船により来航したペリー提督一行が了仙寺で日米和親条約付録下田条約締結のために行進したのがこの道。
かつて出船入船三千隻とうたわれた港町下田の花柳界の面影を残しており、平滑川(ひらなめがわ)沿いを石畳の道が続き、伊豆石やなまこ壁の家並み、柳並木が独特の風情を醸し出しています。
了仙寺のほか、日露和親条約締結場所である長楽寺、あじさい祭で有名な下田公園もこの地区に位置しており、特徴的なお店も多く、たくさんの観光客の皆さんが集まる下田の代表的な観光スポットとなっています。
ご理解頂けたでしょうか。
あの歴史に名高い「日米和親条約」の締結のために実際「ペリー」さん達が歩いた道。
私もペリーさんと同じく、海側からお寺に向かって歩いてみることに。
その際、とても大事な「ペリー艦隊上陸記念碑」を見逃してしまいまして、肝心なペリー提督の写真はありません(大失敗)
スタート地点は「旧澤村邸」

ところがあいにく管理人さんが不在・・・


帰りの電車時間もあるので、ここは残念ながら拝観を断念。。

とてもきれいな水が流れる「平滑川」沿いの石畳をてくてくと進んでいきます。
なんとも風情溢れる町並みに感動~

もうどこを切り取っても絵になり写真になる。
なまこ壁といわれる独特の外観を持つ家々。。

伊豆石と呼ばれる地元特産の石を使った外壁も実に素晴らしい・・・
栃木の大谷石も素晴らしいものがありましたが、またこの伊豆石の色具合も負けていません。
なんでも江戸城の石垣にも使用されているとか。
一言に伊豆石と言っても安山岩系と凝灰岩系の二種類あるようです。
もちろん前者は耐候性に優れ、後者は加工しやすいというメリットがあります。

柳ジョージもいい雰囲気ですねぇ(笑)
本荘のいにしえの蕎麦屋さんの前には必ず一本ありましたねぇ。。(せぎぢ笑)
と、ペリー提督一行の気持ちになりながら歩いていたら、あっという間に終点の「了仙寺」に到着です。


はぁ。ここであの条約が締結されたわけですか。。。
やはり本だけで習ってもいけませんね。その現場を歩いて、この目で見てこそ伝わるものがあるってものです。

お寺脇の絶壁の植え込み。誰が手入れするんだろってくらいの急斜面です。
さっ、このお寺ももっと見どころがあるようですが、帰りの電車の時間が・・
でもここだけは見ておかないといけません。

MoBS=Museum of Black Shipです。黒船ミュージアム。
入館料を支払い、館内でお勉強です。
残念ながら館内の展示物は撮影禁止。
かなり解像度の悪いプロジェクター(コラコラ)でペリーがなぜ日本に来たのか、色々と知ることが出来ます。
なかでも、これは私も不勉強極まりなかったので知りませんでしたが、ペリー御一行様は日本にいきなり開国せよと迫ったわけではなく、なんのことはない、クジラを捕るために必要な燃料などを補給する港が必要だったというのが寄港したそもそもの理由だったようで・・・
今なら自国の反捕鯨団体に襲われそうな理由ですな(笑)
とまあ、大急ぎでペリーについて勉強をすませ、駅方面へ戻ることに。
途中の八幡様には「来年の塾生の全員合格を祈願」し・・・

途中、坂本竜馬像が現れましたよ。

ここは宝福寺。「唐人お吉」のお墓があります。
その昔、太地喜和子さんが「唐人お吉」を舞台で演じ、その後乗っていた車ごと海に落ちて亡くなるという衝撃的な事故がありましたね。
亡くなった歳が奇しくもおきちと同じ年の48歳だったということで、当時はかなり話題になりました~
坂本竜馬の像があるのは、ここで勝海舟と山内容堂が竜馬が土佐藩を脱藩したことに対して「もう良い加減にリョーマのこと、許してもいいんじゃね??」と密談し、そのお蔭で竜馬と勝海舟が蝦夷地の開拓について語り合ったという縁らしいです(かなりアバウト)

これがそのことを物語る碑ですね。
妙に左の竜馬像が可愛いんですけど(笑)
大急ぎで回った下田ですが、一つめちゃ心に残ったこと。
それはペリー提督がかなりの「ア☓中」(メじゃないよ)だったということです(爆)
帰国後、ほどなくして酒が原因の合併症で亡くなっておりまして。。。
ますます彼のことを深く知りたくなりました。。。。(笑)

もっと時間があれば、駅前から寝姿山へ登るロープウェイにも乗りたかったし、吉田松陰先生が投獄されたという跡地も見てみたかった(そこで酒を酌み交わす)のですが、なにぶん帰りの電車時間が(しつこい)
駅前の東急スーパーで帰りの酒を買い(まだ呑むか?だってオラは呑み鉄)、かみさんと次女へアンパンを買い、いざ駅へ!!



滞在わずか3時間強、駆け足での下田市巡りでしたが、本当に有意義な一日でした。
そして帰りの車内、またしてもペリー総督を真似するのです(爆)

と、泥酔近くになった頃、ふと頭上を見てみますと、なんとずーっと赤ランプ(予約なし)だったものが黄色ランプにチェンジしているではありませんか!! (写真の時はまだ予約なしの赤)これは大変です。
この先この泥酔オヤジの隣にもしかして二十歳くらいのおきちさんみたいな超絶べっぴんさんが乗ってくるかもしれませんよ(爆)

一気に酒が醒めます(焦笑)
そして後から乗ってきたのは・・・
なんと自分よりも明らかに年長のオジサンでした(爆)
ただ奥様もご一緒だったようで、なぜか奥様の隣の席が空いていたのでそこへ座ってくれました。
終点が近くなるに連れ、乗車率も高まってきたからか、そのオジサンはまた私の隣に座ることになりましたが、幸いにも「カレー臭」のない紳士でありまして、クサいのはアルコール臭をまわりにぶち巻いている私の方だったと思われます(自爆)
まぁそれにしてもこの踊り子号。揺れない電車です。非常に乗り心地が良く、酔っ払いは一瞬でも油断すると気絶します(爆)
私が意識を取り戻したのは下車駅である川崎のすぐ手前、横浜付近でありました。

さて、この日はいったん寝床へ戻った後、これを消化せねばなりません。

そうです。東京都の旅割クーポン「ただいま東京プラス」です。
3泊だったので合計7,000円分のクーポンがあります。
しかし、明日は早朝より新幹線に乗るため、これを使うにはほぼ今日しかありません。
(紙クーポンではなくアプリ・リージョンペイを使います)
で、、向かって先は東京駅。。

まあ何回歩いてもよくわからない東京駅のグランスタ。
お土産を買うのも面倒くさくなります。
とりあえずお菓子類と佃煮などを購入し、2000ポイントほどを残します。
明日の酒と弁当用です(爆)
しっかりお釣りもポイントとして出るのでありがたいですね。
ついでにラーメンストリートで晩ごはん。

六厘舎は満席満員。
他の店も魅力的なところがない上に、野口一枚ではデフォラーメンを食べられない店ばかり。
そんな中、この「玉」というお店はリーズナブルでした。

デフォの中華そばが850円。あまったお金で「くだきチャーシュー」なるものをTP

店員さんはみな向こうの方々でしたが、しっかりとした日本語を話すから驚きますよね~

いやはや、この中華そば。侮れません。
かなりいい仕事をしています。
スープと麺のバランスの良さに驚きながら、ちょっと唸ってしまいました。
くだきチャーシューの量も半端ありません。間違ったのでは?というくらいの量が丼に入っています。
これで170円とはびっくらこきました。
琴壱さんの端チャーもなかなかのボリュームですが、それを遥かに上回りました。(勇さん、ごめん)
このチャーシューの多さに、思わず残ったスープに入れ、これをビアのつまみにするという荒業に(笑)


生ニンニクも入れ放題というのが嬉しい!!

衝立越しに向こうで若いオネイちゃんが食べていた濃厚とろりそばも凄かったですねぇ。
天下一品を彷彿とさせる感じでしたよ!!
なんだかんだついでに呑んだり食べたりしたので、結局野口一枚では間に合いませんでしたが、結果オーライ。
デパ地下などのラーメン屋さんでは絶対に満足したことが無かったのですが、ここは大正解でした!!
心配は帰りの混んでいる電車内でニンニク臭とアルコール臭が混じり合い、まわりから臭い顔をされないかということだけ(笑)
昼といい、夜といい、本当にこの日は美味しい食べ物に恵まれた一日でした!!

心配した電車は混んでませんでした(笑)
大村崑90歳、自分は55歳。
なんか大村さんの方が若くないか?(自爆)


部屋へ戻って、まさにバタンキュー・・・zzz
最高の下田旅行でありました!!
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