大人の休日倶楽部パスWEB限定版の旅④初信州路
Category大人の休日倶楽部



あっいう間に最終日となりました。
毎日慌ただしく移動しているので、その都度行動をメモっておかないと片っ端から記憶が飛んでいきます。
移動中にこのようなブログを書いていれば一番確実なのですが、呑むことに忙しくてそれどころじゃないのです(爆)
しかし、さすがに日帰り旅の4日目にもなると、朝から飲むのはキツくなってきました(あだりめだ)

でもまぁ、缶ビールくらいなら自分にとってはノンアルと同じなので、かみさん弁当のお茶代わりとしてね(爆)
7:40 羽後本荘 普通
8:44 酒田

【ツローォガァ】を通り過ぎ(爆)

【スァンゼ】も通り過ぎ…
今日もゆくゆく いなほ号。
9:04 酒田 いなほ6号 自由席
11:09 新潟
11:20 新潟 とき318号 自由席
12:38 高崎
この日、日本海側は大変良い天気。


ところが、高崎に着いてみたら残念な雨模様…
初日と最終日は雨に祟られました…
ま、四日も続けて旅してたら雨にも当たりますわな。
さて!気を取り直して高崎で乗り換えです!
ここから目指すは、人生初の長野県!信州入りです!
北陸新幹線で北上するのも初めてです!
13:01 高崎 あさま611号 自由席
13:52 長野

長野県は全くの初訪。
車で通過したことすらありません。
当初の予定では、長野駅周辺でラーメンか蕎麦でも食べてとんぼ返りということにしていました。
ですが、それではせっかくの初信濃旅がもったいないというもの。
そこで、各方面の識者へおススメのお店やスポットを知らないかと打診しました。
わざわざ行くんだったら蕎麦屋という意見が大勢を占める中、おときゅー先輩であり、良きお友達でもあるフードジャーナリストのはんつ遠藤氏から大変興味深いお返事が。。
大人の事情により、一部伏字 (核爆)
『牛にひかれて善光寺参りの善光寺は、○○いです(笑)
なにせ、どの仏教でもOKという独立したお寺で、だれがお参りしてもOKという。
しかも、本当の本尊は秘仏で誰もというか住職すら見れないことになってて、噂ではそもそももう本尊は無いともささやかれ…
「前立本尊」というのが見れるというイベントがスゲー昔から7年に一回、行われているのです。
あ!ちなみに、今の時期しか善光寺くらいでしか買えない「ペヤング善光寺」みたいのが限定発売してるみたいです。』
これは行かねばなるまい!!(爆)
もう心は決まりましたよ!
一生に一度は参拝すべきだと言われる善光寺です。
牛でも蕎麦でもなく、ペヤングに惹かれ善光寺参り決定! (核爆)
おいおい、そんな調子で良いのか?罰当たりなんじゃねーのか?と思うところも少しだけあったので、今回は朝に飲んだ缶ビールを最後に、シラフで訪れてみましたよ!(ワレナガラエライ)
しかしさすがに日頃の行いの悪さ。
長野駅に降り立つと中々の雨。

駅前からバスに乗ることにします!

このバスの車掌さん。実に素晴らしい接客!
本当に素晴らしかったですよ!
何がって?
地元のなんとか交通と真逆なのです!(爆)
まず乗った際、「整理券をお取りください」(地元交通はこの一言すらない)
そして「すみませんがSuicaは使えません、現金か○○カードをお使いください」「発車します」「お降りの方はおられませんか?」「ありがとうございます」他多数、すべてが物腰柔らかな口調。
極め付けは、善光寺前に着くと「行ってらっしゃいませ~」と降りる人一人一人に声をかけて下さったこと。
もう観光客を運ぶバスの車掌と、路線バスの車掌では対応が違うのは当たり前としても、乗っていて心温まるバスなのでした。
地元交通の幹部たちよ、長野のアルピコ交通に研修に行ってこい (核爆)

降車後、程なくして仁王門に到着です。
比較しては申し訳ないのですが、近くの永泉寺の仁王様とは表情・大きさ、全て迫力が違います。
子供が泣くレベルです(怖) (まぁ近所の仁王様も子供の時は怖かったですが・・)
雨足がそこそこ強くなってきたので、さすがにここでビニール傘を買います。自分に負けた瞬間でした(爆)

それにしても雨の石畳の滑ること滑ること。
酔ってなくて本当に正解でしたよ(笑)

山門です。
これまた大迫力の木造門。
そしてここから拝観料を払って内部を見ることができるようになります。
私はネットで「旅する北信濃」というサイトを見つけたので、そこからSuica決済でチケットを買いました。

初めて使ってみたサイトなので、なかなか分かりにくいところもありましたが、チケットを「使用する」にして、その画面を各施設の入り口に立っているオジサンに見せれば良いのでした。
(各施設にはそれぞれコードナンバーがあるので、それをスマホに入力すると使用可能になります。)

↑使用後はこのような画面になります。
せっかく買ったんですもの、全てのスポットを回りたくなりますよね?
でもたまにそんな欲が後々後悔に繋がるということもあるのですよ…(謎)
それはさておき、まずは「山門」に入らせていただきます。
(各施設、内部はほぼ撮影禁止なので細かいところまで雰囲気が伝わらないと思いますが、そこは社会ルールなのでお許しください。)
まず驚いたのは、この山門の上に登る階段がほぼ「梯子」だったこと!
垂直に近い角度ですよ(驚)
それでもえっちらおっちら登るとこのようなナイスビューが待っています。

中から外の撮影は可です。

これから向かう本堂です。国宝。
東日本で指折りの大きさの木造建築だそうです。
そう、大事なことを書き忘れてましたが、現在、はんつ氏のメッセにあるように「御開帳」の期間中です。
7年に1度のイベントです(本当は昨年開催されるはずが、コロナ禍で一年延期され今年に)。これがここを参拝する一番の理由となりました。
だってもう七年後まで生きているかわかりませんからね!!

絶対秘仏の御本尊を模して作った仏像・前立本尊(御身代わり)が公開されるということなのです。
そしてその前立本尊と結ばれているという回向柱(えこうばしら)。
【前立本尊中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸に変わり、白い「善の綱」として、本堂前の回向柱に結ばれます。その回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じこと。】※公式ホームページより
しつこいくらいの手指消毒を前後にして私も触ってきました。

ありがたや、ありがたや~
その後本堂へ向かいます。
本堂内には内部中央にその前立本尊様が光り輝いておられました。
もちろん撮影禁止ですが、私の二列前にいたおじいさん、堂々とデジカメで撮ってるし(爆)

これは時事通信社HPのものをお借りしたのですよ。念のため。
あらためて写真を見ると、確かに菩薩さまの右手から何やら糸らしきものが延びています。。。
なるほど、これだと柱に触れるということは、確かに前立本尊さまと糸電話状態ですな!(おいおい)
そして本堂に入ってからはここが面白い!
本堂の奥にある「お戒壇めぐり=胎内めぐり」です!!

(公式関連ホームページより)
(まず注意書きにあるように、スマホの明かりが点かないように電源を落とします。
間違ってもスマホで足元を照らしたりしてはいけません。)
この階段を下に降りると闇の回廊が待ち受けています。
私の前には小さな子連れの若夫婦がおりました。
きっと真っ暗な内部に入るとギャン泣きするのではないかと心配しましたが、途中一言「お母さん!‼上に行きたい!‼」と叫んだだけ。
いらぬ心配でした(苦笑)
うちの長女が小さかった頃は、水族館の暗さでさえ泣きましたから(苦笑)
んなことはともかく、この闇の回廊はヤバかったです。
いくら歩いても目が暗さに慣れないのです。
完全に舐めてました。。
足元左にダイソー製のような小っちゃなLEDライトみたいなのが置かれていて、それが唯一の道案内。
そして肝心なのは右手を壁に伝わせること。
そうやって歩かないとまず歩く方向がわかりません。
そして一番肝心な「あるもの」に触れることができません。
先述の私の前の若夫婦たちは、そのことを知らないのか怖かったのか知りませんが、すごいスピードでどんどん歩いて行ってしまい、私はますますどこを歩ているのかわからなくなり、半分パニックですよ(苦笑)
そんな中、途中で右手が明らかに金属的なもの触れました。
危うく指を挟んでポキンといってしまうのではないかと思いました(笑)
不勉強で中に入ったものですから、この金属的なものが何かわからなかったのですが、後で調べるとこれがご本尊の真下にある錠前だということがわかりました。
「回廊の途中には、ドアノブのような形をした“極楽の錠前”があり、これに触れると、極楽往生が約束されるといわれています」善光寺関係者のお言葉抜粋
それが前もってわかってればもっとじっくり触ってくるんだったなあと、今更後悔しとります。
でもまぁ、触れるには触れましたので良しとしましょう。
それでそれで、何が一番怖かったかというと、頭上の高さが分からなかったことです!
その都度左手で頭上を確認しましたよ(笑)
するとたまに左手が触れるところもありました。ってことは、身長2メーターオーバーのG馬場さんとか、アンドレ、「ウガ」としか喋れない成海頁二は入られませんな(爆) 特に頁二はしょっちゅう柱に頭ぶつけてるので(三四郎爆)
冗談はともかく、閉所・暗所恐怖症の人は間違いなくパニックを起こしますから、やめておいた方が無難ですよ。
ご本尊のご利益を賜り、極楽浄土を目指したい方はぜひとも挑戦してみてください。
きっと良いことあるはずです!!
私もこの後すぐありましたから(ガチ)

その後向かった「経蔵」です。
1759年の創建、8年前に大改修を終えたそうです。重文。
ここも中は撮影禁止ですが、中には輪蔵と呼ばれる大量のお経を収める回転塔(輪蔵)がありました。

※毎日新聞より
こんな感じで中に入った人みんなでグルグル回します。
一周するとお経をあげたことと同じ扱いとなり、功徳を得られるそうな…
ありがたや~。
だがしかし、残念ながら私は前の人たちが途中で回すのをやめてしまったので、4分の3周ほどで終了。
とてもじゃないですが、一人で回せる重さじゃありませんでしたよ(自爆)
はい、ここで気づきました。
夢中になって各施設を回ってしまい、帰りの新幹線の時間をうっかりどっかり忘れてました (核自爆)
なんと一本乗り過ごしてしまったのです(大汗)
予定では少し早めに大宮まで行き、また「いづみや」で飲んで帰ろうと思ってました。
もうそのチャンスは露と消えました…(1時間に一本程度の運転間隔)
それよりもなによりも、次の新幹線を逃すと今日中に帰宅できないという非常事態になりそうな時間でした(猛烈焦)
もし日を跨いでしまうと、この大人の休日倶楽部パスは無効となり、明日は正規料金で帰らねばならなくなります!
これではパスを使って安く乗り回す当初の計画が水の泡。なんとしても避けなければいけない事態です。
しかーし!今いる善光寺にはもう一つチケット代を払ってしまっている建物があるのです!

それがこちら!
「日本忠霊殿・善光寺資料館」です。
戊辰戦争、日中戦争、太平洋戦争などで亡くなられた「英霊」が祀られています。
現在は240万の英霊が祀られているそうです。
資料館は大変申し訳ないのですが、駆け足で通り抜けます。
もう私には残された時間がないのだ~!
すんません!(ここでの滞在2分爆)

猛ダッシュで参道へ戻り、タイミング良く走っていたバスに飛び乗り、長野駅へ!!
気がつけば朝から何も食べてませんでした!
信濃に来て蕎麦も食べずに帰られようか!

ホーム内の立ち食い蕎麦屋 (核爆)
これでも信濃で蕎麦食べたことになるでしょ?(自爆)

さすが長野の立ち食い蕎麦、八幡屋磯五郎の七味が置いてありました。
それをたっぷりと振りかけ・・・
かき揚げがデカくて何度も喉に詰まりそうになりますが、これを3分で平らげます…えほっえほっ

どうにか今日中に帰れる新幹線に飛び込むことが出来ました(超安堵)
16:19 長野 はくたか568号 自由席
17:27 大宮

代償として、帰りのつまみと酒がほとんど無いという絶望的な状況ではありましたが、パスが無効になるよりは遥かにマシというもの。
かろうじて買えた野沢菜とペヤング焼きそば(爆)
最終日の哀しき#居酒屋新幹線 長野編オープン?

売り子のオネイサンに「熱湯は売ってますか?」と聞こうかとも思いましたが、笑われること100パーなのでやめときました(苦笑)
この後、大宮からこの旅で何度乗ったか忘れるほど乗った秋田新幹線こまち号に。
17:45 大宮 こまち257号 指定席
22:07 秋田

車内販売による絶望的なおつまみたち…

しかも車内販売は盛岡で終了するため、盛岡→秋田間はもう酒も切れてしまい、地獄…
本当に善光寺参りして御利益があったものか?(爆)
某社長からは「気の毒というか、哀れ」と言われました(泣爆)
それでも無事に帰って来られたのだから功徳があったということでしょうな!

秋田駅ではこんな豪華列車も見られたし。(停車中の四季島)

遅くまでやってくれていたNewDaysで命の水もゲットできたし…

どうにかこうにか最終日も旅を終えることが出来ました!
さすがに毎日日帰りというのは疲れますね。
次の日は一日中ゴロゴロしていました(苦笑)
次回の休日俱楽部パスの発売は6月・・
・・その頃は今よりもファイナンシャル・シチュエーションが悪くなっていると思われますので、行けないかな・・・(泣)
さて
最終日のお得度
本来の金額
往路合計 16,180円
復路合計 21,660円
合計 37,840円
本来の金額-おときゅー1日分
37,840-3,818=34,022円
得した金額 34,022円!
わお!! 最終日は頑張った甲斐がありましたよ!!
というわけで、4日間日帰り旅で得した合計金額はというと・・・
1日目12,762円
2日目31,612円
3日目19,382円
4日目34,022円
合計 97,778円!!!!
100,000円まであと一歩でした!!(惜悔)
善光寺、本当に素晴らしいお寺でした。
牛にひかれて・・・と高校の古文で習ったような気がしますが、情けないことにどこにあるのかすらよくわかっていませんでした(バカ)
それがこうしてパスを使い、友のアドバイスで参拝することができたことは、今回のパス期間中最大の収穫だったと思います。
総じて4日間すべて日帰りにすることは、お得度は増しますが、当然ながら時間がキツ過ぎます(苦笑)
特に2日目の鎌倉と最終日の善光寺は、最低でも2日くらいはかけてじっくりと見たいと心底思いました。
しかしこの日帰りを4日繰り返したおかげでそのキツさも知ることができました。
ですから次回利用する機会があったら、やはり一泊二日の二連荘にしようかなと考えています(苦笑)
長文かつ駄文を最後までお読みいただいた奇特な方がおられましたら、心よりお礼申し上げます(爆)
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